子どもたちをよろしく

子どもたちをよろしく
　ユキナはデリヘル嬢。彼女を送るドライバーは、中学生の息子ヨウイチと二人暮らし。妻は出ていったきり帰ってこないが、ヨウイチは母の置き手紙を心の支えにしている。ユキナの義理の弟ミノルはヨウイチと同じ中学。友達とみすぼらしいヨウイチを"ごみ"呼ばわりしていじめていたが、ユキナの部屋の前に落ちていたデリヘルの名刺を見つけてからは、その事がばれると自分もいじめられるのではないかと不安を覚えていた。ユキナの母は暴力をふるう夫に怯えて言いなりであり、ユキナの仕事についても見て見ぬふり。日々酒量が増えるばかり。一方、ヨウイチの父はパチンコ依存で借金がかさみ、ガスも電気も止められどん詰まり。ヨウイチもミノルも追い詰められて行くのだった････。

自分勝手に破滅に向かっていく大人たちばかり。子供は子供でいじめだし、もう救いがないったらない社会の闇を描きたかったんだとは思うけど････。ユキナと義父の顛末の下りにはちょっと笑いました