今、すぎやまこういち氏が作曲した「キング・オブ・ターフ」を聴きながら、この日記を書いている。すぎやま氏の逝去の時に書いたように、この曲を聴くと、競馬場の指定席で養分になって、トボトボ帰ったことを思い出すのだが、今日の静岡グランプリも同じような感じになったので、競馬と競輪でジャンルは異なるが、youtubeで聴いている次第である。
ということで、今年の競輪グランプリも見事な養分に終わった。しかし、一昨年・昨年と違い、古性優作から買えたファンにとっては、「どうしてこんな簡単な車券を買えなかったの？」というものだろう。この２年の怒りとは違い、己の不明を恥じるしかないグランプリとなった。
出来事のせいにしてはいけないが、養分への道はこだま７１９号の自由席をあっさりゲットしてしまったことに始まる。指定席は満席だったとはいえ、コロナの影響でやはり客が少ないのか、もともと年末でもこだま号がこんなものなのかは分からないが、あまりにあっさり席をゲットできてしまったため、往復で１万２千円の無駄な出費をすることになってしまった。
そして、３年前と同じく競輪場に行く前に東静岡駅から歩いて「松之湯」というスーパー銭湯に立ち寄ったのだが、道を１本誤り、周辺をぐるぐる彷徨ってしまったというのも養分の道だったのかもしれない。
グランプリの予想は温泉に入った後、松之湯にあるレストランで行った。午後２時過ぎだったこともあってか、店内は空いており、実にゆったり予想をしたのだが、そこで「�‐庄才�士＆��郡司浩平＆�Ｊ晋狭�多→�´↓�→�´↓�＆�じ点�」の３連単を買うことにしてしたことで、今年のグランプリの雌雄は決してしまった。有馬記念のディープボンドと同じで、「古性は･･･？」と悩んだのだが、「単騎だし、３着まで」と決めつけたのが養分まっしぐらの思考となった。あとは、今朝の日記の通り、吉田拓矢の車券をシコシコ買ったのだから、マヌケ以外の何物でもない。
レースは職場の先輩と合流し、メインスタンドの真下の一般席で観戦した。そして、最終バックで古性の単騎捲りが決まるのを見て、今年の私のグランプリは終わった。私は古性の強さがイマイチ分からないが、あの単騎捲りは大雨の京王閣グランプリ（２０１２年）での村上義弘を彷彿とさせるものだった。少なくとも昨年の和田健太郎よりは１番車の役割を果たしてくれるだろう。
終わったことを言ってもしょうがないが、私の中で意外だったのは吉田拓矢があっさりと出切れてしまったこと。もう少し中国勢が何かできるかと思ったが、何もできなかった。これで２人のグランプリの成績は松浦�Л┃ァ∪郷緲詰ЛΝ┐箸覆蝓�大一番で結果を残せていない。いっそのこと２人で組まない方がよいのではと思ってしまうくらいだ。
ということで、レース終了後は古性のインタビューを見て、先輩と別れ、東静岡駅までトボトボ歩き、１７時４１分のひかり号でさっさと帰京した。３年前も養分だったが、せっかくなので居酒屋に寄ったものだが、今日はそんな気分になれなかった。
かくして、養分人間のグランプリのスカは続くのであった。
最後に吉田拓矢の弟・有希の今日の走りにはビックリした。南潤に合わされて、村田雅一にトドメを刺されて終了かと思ったら、そのまま外併走から捲り切ってしまった。決まり手は「捲り」だが、見たことがないようなロング捲りだ。来年の平塚グランプリに出走していてもおかしくないような逸材と信じたいところである。で、そんな凄いレースを、競輪場ではなく松之湯のレストランで携帯のネット中継で見ていた私もある意味凄い気がする。旅費をかけて何をしているのか･･･。
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