本当の○イ菌は？？

■新型肺炎対応の医師ら職場でバイ菌扱い　学会が抗議声明
(朝日新聞デジタル - 02月22日 15:38)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5983217

　この手の話は遠くで見るタイプの私だが、昨日は久しぶりに憤ってしまった。「千葉の７０代女性が１４日夜に３８度８分の発熱があり、１５日に県内の医療機関を受診。インフルエンザの検査で陰性だったため、１６日朝に最寄り駅から電車で羽田空港に向かい、１８日まで県外のツアーに参加した」というニュースに対してである。
　私は東京に移り住んで１４年が経ったが、千葉県出身の人間として、「県外」の富山・岐阜の人にお詫びをしたい気持ちになってしまった（私のお詫びなんて何の意味もないが）。

　新型肺炎の対応をしている医療従事者をバイ菌扱いするのであれば、この千葉の女性の方がよっぽどふさわしいのではないだろうか。こういうニュースを見ると、「人に迷惑をかけてはいけない」とマメにアルコール除菌をしている私のような人は心底バカバカしくなる。

　この７０代の女性がどうしてそんな体調でツアーに参加したのかは分からないが、「キャンセル代がもったいない」「同行者に悪い」程度の理由だろう。あれだけマスコミで騒がれていた先週の段階での発熱で、インフルエンザではないと分かっただけでツアーに参加したのは犯罪的といっても過言ではない。これまでも「新幹線で移動した」「総武線に乗っていた」という感染者の話があったが、私はそれには大した反応はしなかった。私も仕事をしていれば、結果的にでもそういうことをしてしまうかもしれないからだ（良くないことだが）。しかし、７０代女性は「遊び」である点で罪が重い。

　こんなニュースを見ていると、自治体がいちいち感染者の発表をするのに意味がなくなっている感じがする。テレビに出ている岡田白鴎大学教授が言うように「感染爆発のグラフをなだらかにする」ということを早くしなければいけないのだろう。

　このニュースが出始めた頃は、「騒ぎすぎなのか」と思っていたが、いよいよ心配になるような雰囲気になってきた。このような状況の中で大地震が発生したら日本は終わりだろう。避難所に人が集まり、新型肺炎が蔓延するのだから。地震は起きなくても、競馬やプロ野球もどうなるのだろうか？