毎年正月明けは大子からスキーに行きますが、今年は暖冬でゲレンデは雪不足。スキーできる状況に無いので、代わって模型レイアウト検討と、護岸工事のチェックを目的に大子に行きました。
昨年猛威を振るった台風19号で、大子町市街も浸水被害を受けましたが、我が家も脇の沢が増水して激流化、敷地法面が2か所で崩落する被害が発生。その復旧の護岸工事があったのです。
法面崩落で排水溝が壊れ、庭のモクレンが流され、僅かながらも敷地が減少。そこで昨年10月、町役場に復旧依頼をしたところ、直ぐに現場確認に来てくれて、対処してくれるとの回答。
ひと安心ですが、いつ復旧されるかが問題。2011年秋の台風での崩落は復旧工事が2012年10月、なんと1年後。今回も工事が後回しにされて、夏の大雨に間に合わず被害拡大すれば大変。
不安を抱えた昨年末、帰京日前日に工事業者が来て明日より着工との連絡。でも明日は東京で孫のお遊戯会の参観日。工事を見届けたいけれど無理。止む無く注意点だけ伝えて帰京したのです。
今回１か月ぶりに行くと工事は終わっていて、新しい蛇篭が既存蛇篭を挟んで、上流に1列、下流に2列が鎮座。蛇篭と法面の隙間も埋められていました。依頼後2か月のスピード対応に感謝。
ただ問題があります。写真の２つの蛇篭の間の石積みです。川石で埋めたのは良いものの詰め込んだけ。蛇篭の様に金属ワイヤで覆って縛りつけていないので、増水時に崩落する可能性が大。
尚、蛇篭とは径4ミリ程の鉄線を網状に編んで、50�僂寮喫�形断面で2m長の袋状角柱の籠にしたもので、中に石を詰め数段積むと自重もあり頑丈で、部材も安価なので護岸工事に使われます。
発注者は役場なので工事業者は住民には直接耳を貸しません。不安を訴えるだけではだめで、問題が現実化して初めて動くもの。この石積みの崩落防止処置は、DIYでするしかないのかなあ。
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