ずーっと昔に見た映画で、題名も忘れたけどね。
普通の女の子がいて、ある日、空き地に「秘密基地」を見つける。
というか、秘密基地を作っているおっさんと知り合うんだね。
でかーい地下室を空き地の真ん中に作って、中にきれいに棚とか椅子とかおいて、
いかにも女の子が好きそうな小物で装飾する。
「出来上がったら君だけを招待するよ」と言われて喜んだ女の子は
誰にも言わないで「秘密基地」に出かけるんだけど、
つまりは幼女強姦殺人事件に発展するわけだな。
映画としては、この女の子が「天国の手前」の混沌とした場所で、
この男の犠牲者になった他の女の子と出会って
「どんなに怖い思いをしたか」と追体験して共感したりとか、
そういうスピリチュアルなテーマに行ってしまうんだが、
現実世界の描写もあって、
女の子の死体は古い金庫にしまわれ、「なんでも捨てていい大穴」に投げ込まれる。
そして車で他の土地へ、他の犠牲者を探しに出ていくのだが、
次に見つけた女の子を襲おうとして高いがけから転落して、死ぬ。
映画では犯人が死んだあたりで犠牲者たちがみんな天国に旅立って
めでたしめでたしになるわけだが、
必死でこどもを探している親は、なんか気の毒だった。
「死んでいる」こともわからない、いつものごみ捨て場にその子がいるのも知らない。
それよりは、と思う。たとえ死んでいても、見つかったほうがいい。
ご家族には気の毒で、残酷な言い方になるのかもしれないが、
「行方知れず」でずーっといるよりわかったほうがいいと思う。
東日本大震災の津波に巻き込まれて行方不明で、
まだ死亡届をだせていない、行方不明のままの家族がいる人間は少なくない。
もう10年いや11年たったから望みがないことはわかっているけど、
決まりがつかない、あきらめきれないのだ。
家族なら当たり前だ。
津波は自然現象なので「仕方ない」と思うこともできる。
でも、キャンプ場で行方不明になった女の子には、何か事情があるはずだ。
おうちに帰れるのはいいこと、それとは別に、
なんでこんなことになったのか、警察はちゃんと調べてほしい。
発見の人骨、不明女児と断定
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6956781
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