上記表題のような発言しているヒトが本当にいましてね。
なんで?と聞いたら
「ワクチンは病気でないときに使うものだからワクチンで具合悪くなるのがいや」
「治療薬は病気で具合悪いときに使うものだから多少の副作用はあってもいい」
…だってさ。
「薬」という意味ではワクチンも治療薬も立ち位置は同じです。
そして「ワクチンは病気でないとき使う」のではなく
「病気で具合悪くならないように使う」ものです。
…もしかして自分は絶対にコロナ感染しないから
ワクチンは必要ないとか考えているのか?
だったらただのバカですな。
きちんと予防してワクチン打ってもコロナにかかるときはかかります。
そして怖いのは「コロナ後遺症」です。
かかったら軽症であっても、全体の8割の人間に半年は続く症状が残る。
一番軽いのが「味覚や嗅覚の消失」。
何食べても飲んでも味もにおいもしないのが半年、ってけっこうつらくないですか?
そしてけっこう多いのがこれ。
「だるさや微熱、軽い咳が続く」。
周囲から見ると「コロナ治ったはずなのに仮病」と言われるらしい。
コロナ後は必ず肺の一部が壊れているので、体内酸素が減ります。
そこを無理に動くとだるくなる(筋肉が酸素不足になる)し、
酸素取り入れようと無理するからせき込む。
微熱もけっきょく、そういう無理が足し算されておこる。
しかも周囲から理解されないとなると、精神的にも追い込まれそう。
治療薬の副作用だって「多少」とは限りません。
重大な臓器障害(肝炎とか脳梗塞とか)まで起きる可能性があるし、
もし起きたら「コロナで弱っているからだにとどめの一撃」になりかねません。
がんにかかって抗がん剤とか「この治療で死ぬか治療しないでがんで死ぬか」なら
治療して死ぬほうがまし(治るかもしれない)と言えるけど、
コロナはがんと違って「かからないこともできる」んですよ。
デルタ株が出てから60%になっちゃったけど、
感染予防効果ゼロじゃないんだから。
まあここまでのことを「治療薬の副作用のほうがまし」とか言う人間が、
理解できるとは思ってないです。
ただ、今の日本の世の中で感染者がどんどん減っているのは
「コロナワクチンを受けた多くのヒトたち」のおかげであることは間違いないので、
「治療薬のほうがまし」なヒトたちですら
ワクチン打ったヒトたちの恩恵を受けているんですよ。
そこは理解できるかな?
■コロナ治療薬軽症者向け続々 「第6波」に備え、飲むタイプに期待
(朝日新聞デジタル - 10月22日 22:03)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6713065
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