日本は遅れてる、ではなく

確かに、たとえばアメリカなんかでは小さいイレズミを入れてる人は多い。
ワンポイントアクセサリーみたいな感じ。
ただし、「服を着ても見える場所」にたくさんのイレズミ、とか、
大きい面積の派手な色のイレズミ、とかは
（派手な色にヘアダイして普通じゃない髪型にしてるのも同じ）
社会的には警戒される。

そういう恰好をしている人間に近づいてもし何かあったら困る、という考え方。
何かあったら困ると考えるならそういう人間には近づかない、という考え方。

だからきちんとした会社で出世したいならそういうイレズミはいれない。
そういうイレズミをしたら「自分の好きに生きる」道を選ぶしかない。
才能あればベンチャー立ち上げて社長になるって道もあるだろうけどね。

警察も、イレズミの場所や形で犯罪捜査の手がかりにしたりする。
イレズミは「パターン」で入れるはやりのものもあるけど、
凝る人は手彫りのオリジナルデザインを好む。
目立つ場所にでかい派手なイレズミをするようなアイデンティティーは、
自分を目出させ偉いと思わせ上の立場であることを示すためなんだから、
そんな人には近寄りたくないと思うこともあるだろう。
子分になりたい人以外。

ここはアメリカではないが、たとえば大阪市は公務員採用の条件に
「イレズミ」している人はダメ、がある。
裸にして調べるわけではないので、服を着て見えない、という意味だろう。
結局、アメリカと同じですよ。
差別でなく区別。

それとは別に、日本の温泉やプールでは
「イレズミのあるお客」を断る場所は多い。
ヤクザさんの伝統のある国ですから。
文化的にイレズミをしているアイヌやネイティブアメリカンはどうなのよというけど、
そういう方々のイレズミは派手な色の竜やでかい鯉ではないですからね。
差別でなく区別は必要だと思う。

水着で「長袖長ズボン」みたいなデザインもあるので、
こどもとプールに行きたいときはそれを着ればいいだけ。
温泉は、ちょっとふんぱつして部屋に露天風呂あるとか、
貸し切り露天風呂あるところに行けばいい。
生活では別に不自由はないと思う。
髪の毛の色では、少なくても「プール温泉禁止」はない。

周囲からどんな目で見られるか、全く気にならない強いメンタルがあるなら
本当に全く問題はない。
周囲がどんな目で見て何を感じるかは自由なので。

でも、日本は遅れているから、は間違いだ。



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