映画「新聞記者」見たかい？

政府官邸が設立を画策した医学系大学院が「生物兵器」開発目的と知り、
これに関わっていた官僚が自殺。
自殺する直前に関係資料を某新聞社にファックスしてリーク、
これを負う女性新聞記者の映画。
自殺官僚の奥様は「汚職？」などの悪いうわさを（政府官邸指示で）流され、
死後の取材を拒否していたが、女性新聞記者が
「だんなさまがリークしたかもしれない情報」をもって訪問し、
描かれていた「羊の絵」が、ずっと昔娘のために夫が描いたものとわかって、
夫の書斎に案内して机の鍵を渡し「探しものをしてもいいです」という。
ただし自分は立ち会わない。
「新聞社にだけ流したのなら家族には知られたくなかったかも」との思いで。

あらー、この事件そっくり。
そりゃ公開時（前回参議院選挙直前）に妨害あっても変じゃないですねー。
主演の桃李ちゃんも危機感（「公開できないかも」）あったって言ってましたからね。

そういうわけでね。
夫の死後、自分に残された遺書に国家の重大な秘密に関することが書いてあったら
普通の奥さんなら、驚くだけだよ。
夫の突然の自殺（自殺は常に突然）でどれだけショックを受けたか知れないのに、
その原因が夫が一生懸命尽くしてきたお国のためだった、と知ったらさ。
そして多分まずは「夫が命をかけてまで隠そうとしたこと」と思うだろうね。
でも夫さんは奥さん以外にも文書を残してたし、
それをつかんだNHK記者が熱心にお願いして、
３回忌を過ぎても何もしてくれない「お国」にもなんか…だし、って
やっと勇気だして取材に応じて（遺書を公開して）くれたんだよね。

それをさぁ。
死後すぐに公開しないからねつ造だとか、よく言えるよ。
ひとひとり死んでいること、死ぬ覚悟ないと書けなかった文章内容ですよ。
いくら自民党ネットサポーター（という言葉が映画に出てきたよ）でお金もらっているからって
死んだ人とその家族をねつ造遺書を出した詐欺師呼ばわりするってさ、
日本人の反感を買いこそすれ、自民党応援にはならないだろ。
バカを使うときはよほど注意しないとねぇ、自民党さんも。
やったこと言ったことがまるで逆に働くことありますから。

つい先日見た特集番組でもさ。
選挙のときアベちゃんが応援演説に立ったら、
周囲は「アベ政権を応援します」ってきれいに書かれたプラカードもった人でいっぱいなの。
北海道なんだけどね。
で、「年金問題どうなった？」って書いたプラカードもった女性がいたんだけど、
突然私服警官が来て「危ないから」とかなんとか言いながら
遠く（テレビカメラやニュース写真に写らない距離）に追い払われたそうです。
やじの声も何も揚げてないんだけどね。
で、北海道議会で警察署長が呼ばれて理由を質問されたけど、
何回呼ばれても「事実関係を調査中」って答えている。
…そりゃ言えないよね、アベちゃんに「あいつら目障りだから排除」って命じられたなんてことはね。

■森友自殺職員の遺書公開　文春完売号のスクープ全文無料
(OVO [オーヴォ] - 03月31日 12:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=201&from=diary&id=6029019