コロナに治療薬はない

みなさんはご存じだと思いますけど、コロナウイルスに治療薬はありません。
コロナにはいろいろなタイプがありますが、多くはいわゆる「風邪」症状を起こすだけで
よほど体力落ちているでない限り重症化はしません。
今回の新型コロナも「感染力がこれまでのコロナではぴか一」なだけで、
患者数が多いので重症例も死者も多いですが、計算すると２％くらい。
たとえば同じコロナウイルス種が原因の「サーズ」は死亡率が１５％超えてたし、
新型インフルエンザが出たときは死亡率３０％でした。

そんなに怖がる必要ないんです。
予防も「マスクうがい手洗い」しても１００％じゃないけど、
全く効果ないわけじゃありません。

で、治療薬ですけどね。
そりゃないよりあったほうがいいですよ。
治療薬とワクチンと外来ですぐ結果が出る簡易検査キット。
これまだ全部、ないんですけどね。

特に薬の開発には、開発過程もかかるし動物実験、健康人を使った臨床実験、
の段階を踏めばどう考えても数年かかりますよ。

なんでエイズの薬を使おうとしているかっていうと、
人類が今持っている「ウイルスを殺せる薬」は

ヘルペスウイルス、インフルエンザウイルス、エイズウイルス

の薬しかないからなんですよ。
（…有名どころはね）
で、ヘルペスは明らかにコロナとタイプが違うので使っても無駄。
インフルは同じ「風邪」仲間、エイズは前にサーズのとき使用経験がある、ということで、
すでに開発されて今すぐ使える抗ウイルス薬を使ってみる、っていうだけで、
別に「効果があるという証拠」はないんです。

少し前に「新型コロナの一部が不自然なほどエイズウイルスに似ている」という論文が
ネット上に出て話題になりましたが、研究者の総攻撃（ちゃんと証拠があるのか？！）で
二日で取り下げられました。
ちゃんとした論文だったら堂々と議論すればいいだけだったんですけどね。
できなかったのね。
（だからこれは中国で開発された生物兵器なんだ、という話もついてたらしいし）
（ただの面白がりならともかくちゃんとした科学論文でそういうこと書いたらダメですよ）

そういうわけで、コロナに薬はない、は
世の中に風邪薬という薬はない、というのと同じことなのです。
風邪ウイルスは、コロナも含め自分の体力免疫力が殺しはねかえすものです。
体力を落とさないようによく食べよく眠り、
うつされないようになるべく人混みに行かず、
帰宅したらマスクをはずして手洗いうがいをする（マスクの汚れが手につくから）という
まるで小学生に言うような「風邪をひかない注意」を守るしかありません。
もし感染して重症化したら、水分を点滴でじゅうぶん補い、
解熱剤で熱を下げて発熱による体力低下を最低限にして、
安静を保ち（体力を保つためと繰り返しうつされるのを防ぐため）、
肺炎になって呼吸苦があれば呼吸の助けをして、
とにかく本人さまの体力免疫力がコロナを殺してくれるのを待つ、それだけです。

■抗エイズ薬の臨床試験準備＝新型肺炎、クルーズ船隔離「適切」―菅官房長官
(時事通信社 - 02月18日 12:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5977288