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2019年01月18日12:34

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フォアグラの思い出

ずっと前にも同じような日記を書いてます。

はじめてフォアグラを食べたのは高校生のときで、
地元新聞社が主催した食事会に母が応募した。
フランス料理フルコースで、メインがフォアグラステーキだった。
フランスから輸入したというフォアグラは、冷凍だったらしく中が冷たくて
脂の味が生っぽくておいしくなかった。
コーヒーのときシェフが回ってきて、高校生のわたくしをみて
「お味はどうでしたか?」と聞くので「フォアグラがまずかった」と答えたら
「こどもには味がわからないかも」と笑って言った。

少し怒った。

その次に食べたのは医者になったあと、
先輩にグルメさんがいて、ここはおいしい、というお店に連れていってもらった。
一見「普通の住宅」にしか見えないレストランで、
昼間2組、夜1組しか予約をとらない。
そこで出たフォアグラステーキ、ものすごくおいしかった。
小さいけど、外はカリっと焦げ目がついて中は中心がほの温かいくらい、
ソースはバルサミコで、脂っこい味にとてもうまく調和していた。
ステーキが小さいのもよかった。
もう少し食べたいな、というところで終わり。
本当にお代わりしたらもしかしたら気持ち悪くなっていたかもしれない。

そのとき、高校生の自分の舌はやはり間違ってなかったことがわかった。
前に食べたフォアグラは、大きすぎて食べていて飽きるし、
きちんと中まで温まっていなかったので脂肪のカタマリを食べている感じがあり、
ソースの味が薄すぎて(もしくはソース少なすぎて)
フォアグラの風味を生かすのでなく、悪い癖をきわだたせていた。

どれだけ有名なシェフか知らないけど、
住宅地にあるふつうのおうちレストランで料理している人のほうが
ずっとおいしくフォアグラを食べさせてくれる、と思った。

その後も何度かフォアグラステーキを食べる機会があったけど、
かりっと焼けたバルサミコソースのものにしか手を出さないことにしているので
失敗はない。

仏フォアグラ生産者が米加州の禁止措置に反発、人道的飼育を主張
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=52&from=diary&id=5461410
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