佐藤春夫の詩「秋刀魚の歌」は教科書にも載っていたと思ったが、
今は教科書そのものが違うかもしれないね。
さんま、さんま、さんま苦いかしょっぱいか。
このフレーズくらいはどこかで聞いた人も多いんじゃないかなぁ。
この詩の中にあるんだけどね。
夕食に焼いたさんまが出るんだけど、小さい女の子が
「さんまの腹(わた)」をくれとねだる相手は
「父ならぬ男」。
オンナの連れ子をいじめ殺すのがはやりの昨今とは
まるで違ったしみじみした風景ですなぁ。
長い詩だから一部しか知らない人も多いかも。
でも、この時代は小さい子でもさんまのはらわたが好きなこともあった。
新鮮でもさんまのはらわたは苦い風味があるし、うろこが入っていたりするし、
もちろん好き嫌いはあっていい。
そういうもんだと思うんだけど、まるで「そんなの食べ物じゃない」みたいな
「あんなもん食べるもんなの?!」的な言い方ってどうなんだろう…
と思った。
秋風よ、なさけあれば伝えよ。
男がひとり、さんまを食らいて涙にふけると。
なかなかいい詩です、好きですよ。
■サンマの内臓を残したら「お里が知れる」と言われた 匿名ダイアリーが話題、世の中では「食べない派」も多数
(キャリコネ - 11月13日 07:11)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=5373510
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