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2019年12月16日21:28

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永いお付き合い、その 8

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今回はもと大映の長谷川待子さんです。サザエさんを生んだ漫画家の長谷川町子さん
と同じ発音なのでよく間違われますが、こちらの長谷川待子さんは昭和28年(1953)
に松竹音楽舞踊学校を主席で卒業、松竹歌劇団で活躍をした後、昭和38年(1963)に
大映へ入社してきました。
大映では「眠狂四郎」「座頭市」「兵隊やくざ」「女賭博師」のシリーズや「白い巨
塔」など50本くらいに出演、「夜の診察室」(ダイニチ配給)が大映最後の作品です。
彼女の容姿からして時代劇は勿論、現代劇でもかなり個性的な役を演じていましたが、
人柄が優しいことと、あまりにも会社から便利使いをされて主演を張ることが少なか
った彼女でした。

当時の私には本社や撮影所関係で気の合うグループがあり、待子さんもその仲間の一
人で、上京時には一緒にボーリングや食事をしたり、飲んでは映画論をやったりした
懐かしい思い出があります。
彼女のボーリングの腕前はプロ級で、女子プロポーラーの映画を作ろうと、例の仲間
や待子さん、それに中山律子さんや野村美恵子選手らを加えて銀座で語り明かしたこ
ともあります。

また九州支社で開くパーティで、待子さんや藤村志保さんはいつも気持ち良く気軽に
駆けつけてくれたので、みんなから「けんさんはお志保さんや待子さんが余程好きな
んだね」笑われたこともありました。
大映の倒産後、彼女はフリーになり、活躍の場をテレビに移しましたが、大映後も東
京や大阪で何度もお会いしましたし、九州にも度々来てくれて昔話をしたりで、お付
き合いが続いた数少ない女優さんでもあったのです。
数年前に武蔵野音楽大学の教授をされていた御主人の具合が悪いと伝えられてからご
無沙汰が続いていましたが、平成26年に御主人を亡くしています。手元には葬儀時に
喪服姿の写真がありますが、掲載はご遠慮しました。
いつまでも元気な待子さんであって欲しいと心から願う私です。

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