5月は遠くに出かける事も無くGWを過ごしたため、本当に多くの音楽を聴くことが出来ました。
久々に、洋楽、邦楽、ゲームミュージック、それぞれについて感想を書くことが出来ます。
■The Idle Hands「Mana」
「Nightfall」が、The Idle Handsで一番最初に知った曲でした。
一度聴けば忘れないサビのメロディ、The Cureなどの影響と思われるダークなクリーントーンのアルペジオ、とても印象的で1曲目に相応しい楽曲。
そうした要素が、90年代の日本のロックを通過してきていると、Luna Seaに聴こえてくるのも、また親近感があります。
続く「Jackie」も、気怠くロマンティックなクリーントーンから始まり、この時点でアルバムの魅力に囚われました。ギターハーモニーの儚い美しさも大きな魅力。夢の中に微睡むようなエンディングのギターも素晴らしいです。
胸を締め付ける切なさを湛えた「A Single Solemn Rose」、「Mana」など、1曲すつが長過ぎず、聴き疲れする前に次の曲に流れる構成も、アルバム通して1つの作品として聴ける感じで、とても好みです。
・IDLE HANDS - Mana (Full Album) [Official - HD]
https://www.youtube.com/watch?v=PY1rbEmUj-E
■Vader「Thy Messenger」、「Solitude In Madness」
EPの「Thy Messenger」とアルバム「Solitude In Madness」のカップリングの日本版で購入しました。
EPヴァージョンには、名曲「Litany」のリ・レコーディングVerも含まれており、素晴らしいです!
アルバムの方は、1〜3分台の曲が並び、1曲目の「Shock And Awe」からブラストも炸裂する勢いで、一気に聴き切れる構成。
何も迷わず、何も気にならず、ただただ気持ち良く聴ける作品でした。
・VADER - Into Oblivion
https://www.youtube.com/watch?v=jVtC6a_YJV0
■Liturgy「HAQQ」
ジャンル的にはブラックメタルの発展形なのですが、雅楽を取り入れた「HAJJ」、ISISを思わせる思索と熱さの融合「PASAQALIA」、Reichを想起させる祈りと、狂った熱による圧巻の「GOD OF LOVE」など、明らかに新しい音楽の創造の意志が伝わり、知的好奇心と感動を味わいました。
・Liturgy - HAJJ
https://www.youtube.com/watch?v=mYsnw_rRDlw
■Elder「Omens」
ドゥーム的な重いリフの魅力に、ポストロック的なじわじわと盛り上げる激情感、さらにYESに大きな影響を受けたという自由な展開が組み合わさって、○○系と括れない、とても自由で豊かな音楽性です。
変拍子のリフと、シンプルなリズムのポリリズム的な手法も、幻惑的でありながら、ライヴでは身体を揺らして乗る心地良さが想像できます。素晴らしい!
・Elder - Embers
https://www.youtube.com/watch?v=-QCXTizosLc
…つづく。
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