3月は原点回帰も新しい路線も、どちらも聴いた月でした。
■OZIGIRI「電子粉砕劇場」
神盤。
音楽の激しさの追求の結果、新しい興奮にはほぼ出会わなくなっていたのですが、心底素晴らしい作品に出会えたと感じました。
デスメタルやブラックメタルに打ち込みのドラムを融合した音楽性では、The Berzerker、Anaal Nathrakhなど、グラインドコアではNasamなどを聴きつつ、並木学氏のシューティングのサウンドトラックを聴いていたら、そうした刺激を全部兼ね備えたような作品に出会った、という感想です。
・OZIGIRI「電子粉砕劇場 -全曲試聴版-」
https://soundcloud.com/ozigiri/qbugqt2smwqc
■Afterglow「Easy come, Easy go!」
収録の2曲とも疾走感の楽しい、前向きな中に切ないキャッチーな楽曲。
イントロでスネア裏打ち2ビートが入ったり、意外なアレンジも好みな「Easy come, Easy go」。
テクニカルなイントロから、穏やかな展開に映ると見せて、Bメロ内での転調から、エモーショナルな歌詞とメロディのサビへ移る「いつも通りのBrand new days」。
どちらも素晴らしく、両A面的な感覚。
・【試聴動画】Afterglow 6th Single「Easy come, Easy go!」
https://www.youtube.com/watch?v=rWX5rE87qps
■Torture Squad「Far Beyond Existence」
ブラジルのデスラッシュバンド。
耳馴染みが良いのに、毒のある音作りと、聴き減りしない楽曲。
疾走する曲も、ミドルテンポの曲も、すべて含めてアルバムとして通しで魅力を感じます。
・TORTURE SQUAD - Don't Cross My Path
https://www.youtube.com/watch?v=JiHkQcp4zK0
■工藤晴香「KDHR」
何人もの表情を持った歌声、生き方が誠実に映し出された「音」としてのハマり方も素晴らしい歌詞、PassCodeのプロデューサー平地孝次氏による重さと変幻自在さとメロディを併せ持った楽曲。
6曲でもフルアルバム並みの濃さ、素晴らしさに感激しました。
意志の強さの伝わるリードトラックの「MY VOICE」。
サビの切なさに涙腺の緩む「それぞれのPLANET」。
負けない強さを歌うと同時に、それが何かを失った悲しみと共にあることで生まれる優しい決意だということが感じられる「Memory Suddenly」。
どの曲も歌詞を読みながら聴き返す楽曲です。
・MY VOICE
https://www.youtube.com/watch?v=_QilPd-0vjs
他には、Pastel*Palettes「ワクワクmeetsトリップ」などを聴いていました。
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