安富歩、大西つねき 両氏の対談形式のイベントに行ってきた時の記録です。
安富氏については、元を辿れば「原発話法」という欺瞞的なレトリックについて暴かれていた著書で興味を持ったのが始まりです。
その後も、経済学からマイケル・ジャクソンまで、様々な内容の著書が面白く、いつかじっくりお話を聴きたいと思っていました。
その後、安富氏は、れいわ新選組から出馬され、自分にとってはそれがきっかけで、同じく出馬された大西つねき氏を知ることになりました。
まず大西氏の話に興味を持ったのは、緊縮財政の問題点やMMTなど経済学の内容自体が面白かったこと。それに加えて、結局は人や国がどのように実体として生き動くのか、という点に焦点を当てているのが、本質的な問題意識だと感じた事です。
実際のイベントは、表面的な言葉や取り繕いの無い内容で、何時間でも話を聴いていられると思うほどでした。
特に印象に残ったのは、システムの話。
システムは手段だが、その手段が前提化すると、システムの枠組みでしか物事を考えられなくなる。
例えば「空き家が余っているのにホームレスがいる」という状況に対して、「お金が無い人に家に貸すわけにはいかない」と言うこれまでのシステムで考えてしまう。
どのような目的のために、どのようなシステムを作りたいか?ではなく、「今のシステムに照らし合わせるとこうなります」という発想になってしまう。
また同じような機会があれば聴いてみたいです。
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