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2019年11月17日23:00

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2019/11/16(土) i新聞記者ドキュメント@新宿ピカデリー

東京新聞の望月記者を追ったドキュメント映画です。
上映後に森監督と望月記者の登壇があったため、朝一の回で観て来ました。


ジャーナリズムの現場への密着取材の情報量の多さは大きな見応えで、切り取られたニュースや、僅かなSNSの文字だけでは知る事が出来なかった、情報の背景を沢山観る事が出来ます。


印象に残ったのは、日本における「仕組みやルールが正しく機能しなくなった時、それを正常化する難しさ」でした。

いわゆる「記者クラブ問題」では、海外のジャーナリストからの外部視点による指摘、意見を聞くことが出来ます。
こうした「今までのルール」、「権力が『問題無い』と言っている事象」に対して、本当にそうなのかを、一から考えて問い、「おかしいのではないか?」と思えば、事実に基づいた納得の行く説明を得られるまで問い続ける。

それを、組織の一員としての「立場」ではなく、自身の考えを持った個人= i として行う事についての映画だと感じました。


間違いが起きない仕組みは作れないにしても、背理法的に「もし、これが間違いだったとしたら、正せる仕組みになっているのか?」を常に想定しておく事で、一定の被害に収まるシステムを作ること。

そのための役割としてのメディアが十全に力を発揮しきれない、今の仕組みの歯がゆさが、現実の自分の暮らす生活と地続きである事を意識する時間でもありました。
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