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2015年08月25日00:44

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2015/08/23(日)陰陽座ライヴ@Zepp Tokyo

アルバム発売に伴わないツアーのため、新旧、様々な楽曲を含むセットリスト。

1曲目でいきなり「鳳翼天翔」が来たのを始め、ほとんど疾走曲。
数曲ミドルテンポの曲を挟むものの、アンコールまでは扇子を出す曲も無いと言う、攻めのセットリストでした。

・鳳翼天翔

http://www.youtube.com/watch?v=58LLK-WH7OU

暑いさなかのライヴとしてはそれが心地良く、4度のアンコールを含む3時間半に及ぶライヴで、エネルギーを使い果たしてきました。


ヘヴィメタル/ハードロックの魅力とは別に、プログレッシヴな面での魅力も大きいアーティストなので、そうした曲も聴けたのが嬉しかったです。

「夜歩き骨牡丹」の心地良い変拍子と、和風な雰囲気に、まず満足。


個人的には、中盤の「八百比丘尼」〜「螢」の流れがハイライトでした。

長さを一切感じさせない、「八百比丘尼」の哀しさと美しさを併せ持つような切ない感覚。
そこから、阿部さんによるピアノ・ソロを挟んで、キーボードを含むアレンジの「螢」に自然に繋がる流れ。
どちらも、情景が浮かぶ曲で、無常感や、だからこその命の掛け替え無さを思わせる感動がありました。


初期の「煌」、「火車の轍」などでテンションが上がるのと同時に、もう少し最近よりの曲の中でも、あらためて「龍の雲を得る如し」、「飆」などの格好良さを実感しました。
ライヴで聴くと、シンプルな速さを感じる曲は、本当格好良いし、何曲聴いてもあっと言う間に感じます。



ドラムスの土橋さん、キーボードの阿部さんはサポートですが、MCで「6人の陰陽座」を強調する場面もあり、バンドとしての繋がりが増しているように感じました。
パンフレットにも土橋さん、阿部さんの写真があったのも、そんな面の一つかもしれません。


招鬼の「ファンの皆さんは、太陽の光のようで、まるで眼に入れても痛くない太陽拳」と言う意味のMCに対して、瞬火の「眼に入れても痛くないなら、意味はあるのか?」と言うツッコミに場内に笑いが起きたのも印象的。


MCと言えば、瞬火から、陰陽座のライヴDVD/Blu-rayが映画館で上映される事についての告知がありました。
上映は、ライヴDVD/Blu-rayの数日前なので、ちょっと待てば、家で観る事が出来るもの。
それに対して、「発売予定を伏せて、先に映画館の告知だけする事も出来るけれど、その順番だったら、絶対にOKしなかった」と言う話があって、心を打たれました。

上映には、メンバーの舞台挨拶もあるそうですが、それに対しても「舞台挨拶だけでチケット代に見合うような事は一切ありません」と、わざわざ言葉にして説明されていました。


普通は、目先の利益を取ろうとするだろうし、冗談半分だったとしても「舞台挨拶目当てに来てください」などと言うでしょう。
しかし、そうではなく、通すべき筋を大切にして、言葉と行動の両方で誠実な活動をしてくれるから、ファンとして付いて行きたくなるのだと実感しました。



・セットリスト
SE, 焔之鳥
1, 鳳翼天翔
2, 百の鬼が夜を行く
3, 煌
4, 無風忍法帖
5, 龍の雲を得る如し
6, 一目連
7, 夜歩き骨牡丹
8, 千早振る
9, 青天の三日月
10, 天狗笑い
11, 八百比丘尼
12, 螢
13, 甲賀忍法帖
14, 鬼斬忍法帖
15, ゆきゆきて青し
16, 火車の轍
17, 浸食輪廻
18, 神風
19, 羅刹
20, 組曲「義経」〜悪忌判官

ENCORE
21, 蒼き独眼
22, 飆
23, 卍
24, 悪路王
25, おらびなはい

ENCORE2
24, 吹けよ風、轟けよ雷
25, 雷舞

ENCORE3
26, 喰らいあう

ENCORE4
27, 生きることとみつけたり

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