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2014年12月31日01:06

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新年の見通し:ワシントンがしかけた、欧米とロシア/中国間の紛争は、無謀で無責任だ。

 [eigokiji] 新年の見通し: ポール・クレイグ・ロバーツ 2014年12月29日| 12:22 読者の皆様 ワシントンがしかけた、欧米とロシア/中国間の紛争は、無謀で無責任だ。核戦争という結果になりかねない。実際... http://bit.ly/1EF7NKu これは必読の要ありだとつぶやいた。

 私は諸悪の根源はアメリカだと言い、書き続けて来たが矢張り、ワシントンによる、サダム・フセイン、カダフィや、アサドの悪魔化は、イラク、リビアやシリアへの軍事攻撃の前兆だった。こうした前例を考えれば、ワシントンによるウラジーミル・プーチンの悪魔化は、軍事行動の前兆だと見なすのが妥当だろう。と書かれているが、その通りで、アメリカの、オバマの言動を注視する必要があるだろう。
 こんなアメリカに日米との深化だと従米、隷属する安倍晋三、安倍再自公政権や、また彼らを陰で操る売国奴官僚らが仕切る日本版SNCや集団的自衛権、秘密保護法を黙視していて良いのだろうか?

 新年の見通し
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-15d4.html

ポール・クレイグ・ロバーツ
2014年12月29日| 12:22

読者の皆様
ワシントンがしかけた、欧米とロシア/中国間の紛争は、無謀で無責任だ。核戦争という結果になりかねない。実際、ワシントンは、ジョージ・W・ブッシュ政権以来、核戦争に備えてきた。
ワシントンは、先制核攻撃で戦争を開始すべく、アメリカの戦争教義を改訂した。
ワシントンは、対アメリカ報復攻撃を防ぐ為の対弾道ミサイルを建造し、配備する為に、ABM協定を破棄した。ワシントンは、ロシア国境で軍事力増強をしており、ワシントンは、ロシア政府にぬれ衣を着せて悪魔化している。
ブッシュ/オバマ政権が、核戦争のリスクを最小化する為に設定されていた安全装置を外してしまったのに、アメリカ国民やマスコミからの抗議は皆無だ。ワシントンのヨーロッパ属国諸国も沈黙している。
覇権へのワシントンの衝動が、核の狂気を世界にもたらしたのだ。
モスクワと北京は、自分達がワシントンの標的であることを理解している。Larchmonterが説明している様に、ロシアと中国は、ワシントンの攻撃から防衛すべく、両国の経済・軍事能力を統合しつつある。Larchmonterのレポートをお読み頂きたい。このコラムの一番下にあるURLを開き、カーソルをページの一番下におき、“page fit”をクリックされたい。50%を選べば、読みやすいスタイルの画面になる。(原文は英語)
ワシントンによる、サダム・フセイン、カダフィや、アサドの悪魔化は、イラク、リビアやシリアへの軍事攻撃の前兆だった。こうした前例を考えれば、ワシントンによるウラジーミル・プーチンの悪魔化は、軍事行動の前兆だと見なすのが妥当だろう。
ロシアはイラク、リビアや、シリアとは違う。ロシアの戦争教義では、核、あるいは通常兵器の対ロシア攻撃に対する反撃で、ロシアは核兵器を使用できることになっている。ワシントンの傲慢さが、アルマゲドンを挑発するのを、世界が黙って座視していることが、完璧な政治的失敗を物語っている。人類の側にたつ声は一体どこにあるのだろう?

新年の見通し

ワシントンは、ここしばらく続いている紛争の原因だ。クリントン政権が、NATOをロシア国境に近づけ、違法にユーゴスラビアを攻撃し、ユーゴスラビアを、小さな容易に支配できる断片に分裂させた際、ロシアは余りに弱体で、何もすることができなかった。ジョージ・W・ブッシュ政権が、ABM協定から離脱し、対弾道弾ミサイル基地のロシア国境への配備を始めた際も、ロシアは何も出来ないほど弱体だった。ワシントンは、モスクワに、ABM基地の目的は、ヨーロッパを、ありもしないイランの核ICBMから守ることだとウソをついた。しかし、ABM基地の目的は、ロシアの核抑止力を低下させ、ロシアの主権を損なう協定をロシアに強要するワシントンの能力を強化しようとすることだとモスクワは理解している。

2008年夏には、ロシアの力が回復した。ワシントンの命令で、アメリカとイスラエルが訓練し、装備したグルジア軍が、離脱した南オセチア共和国を、8月8日の早い時間に攻撃し、ロシア人平和維持軍兵士と一般市民を殺害した。ロシア軍部隊が即座に反撃し、数時間で、アメリカが訓練し、装備したグルジア軍は敗走し、敗北した。グルジアは、再度この地域が、19世紀と20世紀に、そこに所属していたロシアの手中に落ちたのだ。

プーチンは、ワシントンが引き起こした“バラ革命”で、グルジア大統領に据えられたアメリカの傀儡ミヘイル・サアカシュヴィリを絞首刑にし、グルジアをロシア連邦に再併合すべきだったのだ。そうはせず、戦略的な過ちで、ロシアは軍隊を撤退させ、ワシントンの傀儡政権をそのままにし、ロシアにとっての将来の禍根を残してしまった。

ワシントンは、更なるアメリカ軍事基地をロシア国境に追加しようとして、グルジアをNATOに組み込もうと強力に推進している。ところが、当時、モスクワは、ヨーロッパが現在以上に、ワシントンから独立することが可能だと考え、アメリカ基地をグルジア国内に置かせない為、ヨーロッパとの良好な関係を頼ろうとしていた。

現在、ロシア政府は、ヨーロッパが独自外交政策ができるという幻想をもはや持っていない。ロシアは、ヨーロッパの政治家達は、ヨーロッパではなく、ワシントンの権益を代表しているのだから、ヨーロッパとの外交は無意味であることを学んだと、ウラジーミル・プーチン大統領は公式に述べている。ヨーロッパの囚われの国家という立場ゆえに、ロシアによる友好の意思表示では、外交上の成果を生み出すことができないことが、ロシアに明らかになったのを、セルゲイ・ラブロフ外務大臣が最近認めている。

西欧との外交で、平和的解決をもたらせるというモスクワの妄想が粉々になり、現実が登場し、ワシントンと、その属国諸国による、ウラジーミル・プーチンの悪魔化が強化された。ヒラリー・クリントンは、プーチンを新たなヒトラーと呼んだ。ワシントンは、ロシアとソ連帝国の旧構成国を、自らの帝国に取り込み、7ヶ国を爆撃しておきながら、プーチンが軍事的に攻撃的で、ソ連帝国を再建しようとしていると主張している。ワシントンの手先のオバマがウクライナで立ち上げたネオナチ政権、プーチンは、ウクライナの諸州を侵略し、併合したという偽りの主張をして。こうした見え透いたウソの全てが、欧米の売女マスコミによってしつこく繰り返されている。ヒトラーにすら、ワシントンが享受している様な従順なマスコミはなかったのだ。

ロシアによるあらゆる外交努力は、ワシントンに阻止されて、失敗に終わった。そこで今や、ロシアは、現実によって、軍事教義の更新を強いられることとなった。12月26日に承認された新軍事教義は、アメリカとNATOは、主権ある独立国家としてのロシアの存在にとって、主要な軍事的脅威であると述べている。

ロシアの文書は、ワシントンの先制核攻撃という戦争教義、対弾道弾ミサイル配備、NATO軍増強、兵器の宇宙配備の狙いを引用して、ワシントンがロシア攻撃を準備している明らかな兆しと見ている。

ワシントンは、経済を、経済制裁とルーブル攻撃で不安定化させようとして、対ロシア経済・政治戦争も実行している。ロシアの文書は、ロシアが“ロシア憲法秩序の暴力的な変化、政治的、社会的環境の不安定化、機能する行政機関や、ロシアの重要な民間、軍事施設や情報インフラの解体を目指す行動”を通して実現する政権転覆という欧米の脅威に直面していることを認めている。外国が資金提供するNGOや、外国が所有するロシア・マスコミは、ロシア不安定化の為のワシントン手中の道具なのだ。

ワシントンの無謀な対ロシア攻撃的政策が、核兵器軍拡競争をよみがえらせた。ロシアは、二つの新ICBMシステムを開発しており、2016年には、アメリカ対弾道弾ミサイル・システムを無効にする様に設計された兵器体系を配備する。要するに、ワシントンを支配している戦争を商売にする悪の連中が、世界に核アルマゲドンへの道を辿らせている。

ロシアと中国の両政府はいずれも、自らの存在がワシントンの覇権という野望によって脅かされていることを理解している。Larchmonterは、両国を周辺化するワシントンの計画を打ち破るため、ロシアと中国政府は、経済を一つに統合し、軍事司令部を統合することに決定したと報じている。今後、ロシアと中国は、経済、軍事の両面で一緒に動くことになる。http://www.mediafire.com/view/08rzue8ffism94t/China-Russia_Double_Helix.docx

熊と龍の団結が、“アメリカの世紀”というネオコンの気の触れた夢を、危険なたわごとに縮めた。Larchmonterが言っている通り、“中国-ロシアを打ち破るには、アメリカとNATOには、大天使ミハイルが必要だが、どう見ても、大天使ミハイルは、熊と正教文化の側についている。両国が‘塩基対’となった以上、この勃興しつつある経済のいずれをも傷つけられる様な、近未来に考えられる、兵器も、戦略も、戦術も存在しない”

Larchmonterは、ロシアと中国の対等合併によって生み出された新たな地政学に希望を見いだしている。私はこの主張に異議を唱えるつもりはないが、もしも傲慢なネオコンが、自分達の覇権政策が、ワシントンが最終的勝者にはなれない敵を生み出したことを理解すれば、連中は、ロシア-中国統合軍が完全に機能するようになる前に先制核攻撃をしようと努めるだろう。奇襲の機先を制する為、ロシアと中国は、核戦争に備えた全面警戒態勢をとるべきだ。

アメリカ経済- 実際には、日本からヨーロッパに至るまでの欧米志向の経済全てが、砂上の楼閣だ。7年前に、景気低迷が始まって以来、欧米の経済政策丸ごとが、ごく少数の大き過ぎる銀行と、公的債務と、アメリカ・ドルの支援に向けられた。結果的に、経済そのものと、国民のそれに対処する能力は劣化した。

金融市場は、ファンダメンタルズではなく、操作で動いている。操作は継続することが困難だ維持。負債が破裂すれば、本当のマイナス金利は意味をなさない。本当の消費者所得、本当の消費者信用、本当の小売り売上高は、停滞しているか、低落しており、株式市場はバブルだ。ロシアと中国や、他の国々が、国際勘定でのドル使用から離脱し、ロシアと共に、SWIFT金融ネットワークの代替を開発しており、BRICSは、IMFと世界銀行の代替物を開発中で、世界の他の場所では、彼ら独自のクレジット・カードと、インターネット・システムを開発中で、アメリカ・ドルが、ドルの交換価値を維持する為に印刷されている日本やヨーロッパの紙幣と共に、交換価値の劇的な低下をしかねず、それが、輸入に依存している欧米世界を機能不全にするだろう。

私の考えでは、ロシアと中国が、ワシントンを支配している悪を理解するのに、余りに長くかかり過ぎた。それゆえ両国は、両国の統合防衛能力が完全に機能するようになる前に、核攻撃される危険がある。欧米の経済は砂上の楼閣なのだから、欧米の経済ネオコンが世界を戦争に追いやることが出来る前に、ロシアと中国が連中を崩壊させることが可能だ。ワシントンの両国に対する攻撃は極めて明白なのだから、ロシアと中国が防衛手段を講じて当然だ。

アメリカとEUが、対ロシア経済戦争を行っているのだから、ロシア経済を破壊し、欧米銀行にロシアがローンを返済する能力を、欧米が奪ったのだと、ロシアは主張することができる。もしこれで、資本金のわずかなEU銀行を倒すことが出来なければ、ロシアの戦争教義によって、NATO諸国は、今や公式にロシア国家の敵と見なされるので、ロシアは、もはや天然ガスを、NATO加盟諸国に売って、NATOの対ロシア攻撃を支援するわけにはゆかないとロシアは宣言することができる。もし大半のヨーロッパ産業の閉鎖、失業率の急上昇や、銀行の倒産がNATO解体という結果、つまり脅威の終わりにならない場合、中国は行動することが可能だ。

中国は膨大な量のドル建て金融資産を保有している。連邦準備金制度理事会の手先として、金地金銀行が、金地金価格を押し下げる為、ほとんど動きがない時期に、金地金先物市場で膨大な空売りするが、中国は、数分で、長年の量的緩和に等しいアメリカ財務省証券を投げ売りすることが可能だ。もし連邦準備金制度理事会が、金融上の砂上の楼閣が崩壊しない様、膨大な量の財務省証券を購入する為のドルを素早く印刷できた場合は、中国は財務省証券売却で得たドルを、通貨市場で投げ売りすることが可能だ。連邦準備金制度理事会は、財務省証券を購入するためのドルを印刷することはできるが、連邦準備金制度理事会は、ドルを買うための外国紙幣は印刷できない。

ドルは崩壊し、それと共に覇権国の力も崩壊する。一発の弾丸の発砲も、ミサイル発射もなしに、戦争は終わるだろう。

私の考えでは、ロシアと中国は、ワシントンの経済戦争と同じやり方で対応することで、アメリカの政策を支配しているネオコンが意図している核戦争を防ぐ、世界的な義務があるのだ。ワシントンではなく、ロシアと中国があらゆる切り札を持っている。

ロシアと中国は決して警告などすべきではない。両国は行動するだけで良い。実際、両国は、段階的にではなく、全ての武器を同時に放つべきだ。四つのアメリカ銀行が、世界のGDPの何倍にものぼるデリバティブを保有している状況では、金融崩壊は核戦争に等しいものとなるだろう。アメリカは滅び、世界は救われるだろう。

Larchmonter は正しい。2015年は素晴らしい年になる可能性がある。

記事原文のurl:http://www.paulcraigroberts.org/2014/12/29/outlook-new-year-paul-craig-roberts-2/

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12月26日『アメリカの対ロシア経済戦争に挑戦する中国』翻訳記事末尾にこう書いた。


話を戻そう。上記記事とよく似た趣旨?のものに下記がある。しかし遥かに膨大。

Vineyard of the Saker White Paper:the China-Russia Double Helix
December 22, 2014

この文章、本文でなく、長大な『中国・ロシア二重螺旋白書』(Wordあるいは、PDFファイル形式)の「紹介」に過ぎない。ページの末尾に、ファイルをダウンロードするリンクがある。

紅白歌合戦や年始番組は見ない恒例ゆえ、『中国・ロシア二重螺旋白書』解読をしてみようかどうしようかと考えている。

同じ記事、ポール・クレーグ・ロバーツ氏も読むようにと言っておられるのにびっくり。未来予測ということでは、ジョージ・フリードマン著『続・100年予測』を連想するが、悪の覇権国幹部の展望である同書と全く違う。残念ながら、日本に関する記述は、さほどなく、数行。


2014年12月31日 (水) NATO, アメリカ, アメリカ軍・基地, ポール・クレイグ・ロバーツ, ロシア, 中国, 東ヨーロッパ・バルト諸国 | 固定リンク
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