なんでこういう事実に基づいた映画って途中からしぼんじゃうの?
ねぇ、なんで??
ショーンペンの狂人の演技は、凄い良かったのに。
メルギブソンと仲良くなるとこは、
オタクがわかり合った感が出過ぎてちょっと冷めたけど。
ちんこを自分で切り落とすところは最高に良かった。
あぁ気持ちわかるわぁって思った。
ちんこのせいにしたくなるよなぁって。
あれで終わるようにすれば良かったのに。
後半の駆け足な感じが、
話をまとめようという感じが、凄い残念だった。
女性が啖呵切ったり、メルギブソンが啖呵切ったりするんだが、
唐突感が半端なかった。
感情がおっつきません。
そんなんだったら、前半部分をもっと丁寧に描いてほしかった。
実際の史実としての部分と、物語のフィクションとしての部分が混在する映画だから、
まとめるのが難しいのはわかるが、そこをなんとかするのが映画でしょうよ。
しかし、ショーンペンは相変わらず良かった。
自分をなんとかしたくて、
自ら望んで実験台みたいなことをされて廃人になってしまうのだが、
その治療法が凄い。
屈強な男に両脇を押さえつけられながら、口に手を突っ込まれ、吐かされる。
間髪入れずに何度も何度も吐かされる。
治療というか、ただの拷問なんだが、
そんなことにすがらざるを得ないほど、心が引き裂かれていたのだろう。
むしろ、心を引き裂きたかったのかもしれない。
終わった後、廃人になってしまった演技も良かった。
モノになっていた。
まあ、その後、人間に戻っちゃうんですけどね。
中途半端にまとめようとした結果、
尻つぼみになってしまい、ちょっと残念な感じになってしまった映画だと思いました。
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