《2020茨城5》おいなりさん

毎日毎日どこへ出掛けようかと、美術館やレジャースポットのページをクリックし続けている。
ぴあやシティロードの時代だったら、コロナの最中に全く役に立たない雑誌が買われることなく書店に山積みされていただろうが、令和の時代は日々ネット情報が更新されて最新情報をフリーで知ることができる。コロナさえなければ、便利で良い時代だ。
6月2日をメドに徐々にではあるが開かれてくる美術館や映画館。
さらに、ショッピングモールがオープンするよとか、スターバックスの店内居てもいいよ、などと、メールでのお誘いが次々と舞い込んで、これまでなら着いた途端に削除していたメールマガジンの幾つかを保存する。
6月のスケジュールが、次々と埋まりつつある喜びを感じながら。

（承前）
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1975817939&owner_id=8666179
笠間日動からクルマで（少し迷って）5分程度
地元のお稲荷さんに、再び笠間へ来ることができた感謝と、この環境の喜びを伝えておこう。まだまだ緊張は解けないとはいえ、一息の収まりがついたこと。

《笠間稲荷神社》
想像以上に立派な鳥居と、赤に彩られた参道と。
午後2時をクォーター以上に過ぎている。大きなお腹でさえ、背中にくっつきそうなことを思い出した。
参道で駐車場を探して流していると相場は1回300円。往々にして、お土産屋やレストランにおいてカネを落とせば無料がルール。
鳥居の近くに見つけた「おいなり」と「そば」の看板
渡りに船、川オスにメシ。蕎麦はもちろんのこと、実はおいなりさんが好きである。
冷やしタヌキにセットいなり。酢飯の中にマイタケがまぶしてある。
知らなかったが、稲荷寿司そのものが笠間名物だそうで、変わり種の 「そば」入り稲荷寿司も追加でオーダーする

何といってもお店の女将さんが特筆するほど好印象。
フレンドリーで、さらに見識も高く、商売人の鏡。
駐車場に置かせていただきおいなりさん参拝したいと伝えると、
「ずっと停めていただいて構いませんから、ゆっくり行ってきなさいね」
レジでお勘定をしながら、少し詫びる気持ちで話を繋ぐ。
「レンタカーなんです。実は神奈川県から…」
「遠くからありがとうね。ほんとに、そうやって来てもらわないと商売できないわよ。おいなりさんが目的じゃないんでしょ？」
「そこの笠間日動へ。東京じゃ、どこも美術館があいてないので遠出しました」
「陶芸美術館には行ったの？私は行ってきたけど、もう感動しちゃって、最高におススメよ！こういう仕事しているから、お客さんにどこを薦めればいいかっていつも出歩いているの。日動さんにはまだ行けてないんだけどね…」
Bravo!　旅先での人との出逢い。
受ける親切に、いつもながら痺れるほどの醍醐味を感じている。
感謝の気持ちを込めて、神社に奉納する”お揚げ”をいただこうと尋ねたが、
「こっちではパック入りのおいなりさんを上げてるわよ」と、お土産パック2個詰めを奉納することになった　ありがとう。
稲荷の拝殿に油揚げばかりあげていたおいらも、本物の稲荷寿司は初体験。
きっと、巫女さんが3時のおやつに食べちゃうんだろうな


マイプランでは陶芸美術館には寄らずに、益子へ向かい焼き物を勉強しようと思っていた。しかし、食堂のおばちゃんの勢いに押されたか、きっと美術芸術に造詣の深い方なのだろう、彼女を信じてコースを変える。
この旅は笠間オンリーにしてしまおう
益子はまた来ればいいことだ。
参拝を終えて時計を覗くと15時20分を示していた。さぁ、次なるミッションだ。
（つづく）

手許にクスミティーの入ったカップを置いて、パソコンを叩きながら娘たちが興じるどうぶつの森を眺めている。これがコロナからの stay home ルーティン。
そろそろ stay home とは縁を切って、外へと一歩踏み出そう。
そうだ
明日はスタバに寄ってみよう（←寄る）



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