コロナでもDMは送られてくる。
懇意にしている三浦半島のリゾートホテル
「コロナの影響で未曽有の大打撃」と正直なコピーとともに、SOSの発信。
裏面に記載されていた《SOSプラン》は、思いのほかハイコストなプライスだ
潰れそうだから通常より高いけど助けてね、の向こう側からの本気のSOSだった。
創業した1992年からの付き合いなのでもう28年目。
DMが届いた人ほど高い宿泊料金のようだけど、使ってみるか
ギャラリーからのDMが2通。
どうせ、何処に行っても閉館中。
不要不急はクソくらえ。行くしかない
『弥生の空に』(GALLERY SICOH 始弘画廊》
美術系学校の教授と生徒さんの作品展らしい。
若くて活き活きとした印象の油彩画が目を引いた。
同級生画伯の作品は2作品。見覚えのある旧作のようだ。
たかだか20分も居ただけだった。
作品の解説をいただいた廊主にいとまを告げると嬉しいひと言をいただいた。
「出にくい時期にいらっしゃっていただいてありがとうございました。お気をつけてお帰りくださいね
」
自粛することが正しいことはわかっている。とはいえ、引きこもっていかにも正義のコメントを書きなぐる側にはなりたくない。(←なれない)
南青山を歩くたびにいつも気になりながら、一度も入館出来たことのない謎の”ミュージアム”=NAKAGAWA MUSIUM(青山中川美術館)
今日も引き戸の取っ手までにはたどり着いたが、開けることはできなかった。
いつになったら入ることができるだろう。
GINZA SIXに寄ってみる。
銀座そのものがゴーストタウン。閑散とはこういう場所のことを示す見本のようなスポットになっている。
オープン6代目となる吹き抜けのインスタレーションは吉岡徳仁作品。
六本木新国立新美術館の「光庵」やオルセーのベンチ。もはやトップアーチスト。
それにしても閑古鳥しかいないGINZA SIX
半年前には中国語に溢れていたのに。
もう1枚のDMは『千住博展』(永井画廊)
残念ながら永井廊主には会えなかったが、千住博「ウォーターフォール」シリーズの最高傑作100号が、小さなギャラリーに燦然と輝いていた。
ほかにモノクロ滝の銅版画6点。つまり、合計7点、千住博のみ。
貸切の無料鑑賞、贅沢な時間だった。
ギャラリーには作家・千住博のNYからのメッセージ。
「NYは政府主導で外出規制がなされ、自宅周辺から出ることができず、少し離れた私の作業場にも立ち入りできません。5月にロンドンで実施する予定だった個展も目途が立たず、アシスタントの生活も立ちゆきません。NYではレストランやレジャーに従事する従業員のクビが続々と切られています。コロナの蔓延で大変な2020年、恐ろしいほどの静寂です…」
小池都知事は当たり前のように、週末の外出規制と夜間外出の抑制を呼び掛けた。もちろん、正しい首長の行動である。
貼り紙には「行政の指導による一時閉店」とあるが、関係者に聞くと「客が来ないのだから開けていても仕方がない」と嘆き節。「今夜からもっと灯が消えるよね」
そして、銀座ネオン街は死滅していく。ウィルスの死滅よりも前に。
そのあとに、きっと布マスクが2枚。哀しみの代わりに届くだろう。
誰がどうだ、ということでもない。どうしようもないことだ。
GWイベント続々と中止、大打撃
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6033341
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