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2019年08月18日22:48

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《2019福岡2-1》リニューアルフクビ

3月にリニューアルしたばかりの福岡市美術館。

草間彌生の黄色のかぼちゃもきっとピカピカに磨かれていることだろう、とチェックにやってきた。

大濠公園の朝はランニングマンとランニングレディが池の周囲を走っている。
太宰府のスタバができるまでは名所だったスタバには客もまばら。
美術館巡りが終わったら入ってあげよう。

これで3度目か4度目の福岡市美術館。
エスプラナードに置かれたシンボルかぼちゃは、ピカピカすることもなくいつものように置かれている。

周囲を彩る裸婦の彫刻たち。暑いのですっぽんぽんが羨ましい。
企画展はガンダムみたいな作家のやつだったので、興味もわかずスルーしてコレクション展のチケットを購入。

なんと、200円

第1展示室、フクビのシンボル7作品。
写真NGで公開を控えるが、どこかで観た作品ばかり。
そりゃそうだ。
リニューアル中に巡回したあちらこちらで、このシンボル的作品を鑑賞済み。
それでも、何度と観ても見事な7枚。ちっとも飽きない。たかが7点、されど7点。

フォトフリーの展示室では、フクビマイベストを発見した。
誰の作品かは忘れたが、黒田清輝のフランス人師匠。
まるで映画『ビリティス』のような美しさをこの大型作品に見つけられた。
果たしてこの作品が巡回されていたのか、それとも門外不出で初見なのか。どちらかの判断もつかないまま作者名すら忘れ去る。

九州派の作品群とインスタレーションの幾つかを鑑賞後、1階に降りて古美術も味わった。
李禹煥『関係項』はリニューアル後の新作だろうか。歴史的造形物と並んで中庭の佇まいが落ち着いている。必見。
50分の鑑賞を経て、草間彌生とは反対方向の南口から退館する。
バリー・フラナガンもうさぎも、どこか外国で出会っているよね。

フクビ200円に気を良くして、大濠公園日本庭園240円も見学する。
ただ、正面の冠木門に貼り紙してあったりパネルが無造作に置かれているのをみて、きっとあれだろうな、と予感が走る。

あれだった。たとえ240円でも散策の必要はあまりない。
同じ日本庭園なら東京にあるいくつかの庭園が感動を呼ぶ。

大濠公園を来た時のように戻っていくと、池の周りは中国からの旅行者にあふれ、2時間前に閑散だったスターバックスは中国からの旅行者に見事に占領されていた。
ツアーガイドさんが掲げていたバスの号車が『23』

バス1台の定員が1万人だと仮定すると、この大濠公園には23万人の中国人にあふれている。オーバーツーリズムは大濠公園にも迫っていた。

大濠公園日本庭園の御口直し。