久しぶりに本を読みました。読書の秋になったからというのではなく、育爺に加えて娘夫婦が引越しをして、テレビアンテナを付けたりと忙しい毎日を送っていました。
引越しの手伝いもほぼ終わり、図書館で予約していたこの本が手に入り映画化もされたとの話もあり、是非読みたいと思いました。
本の内容は、31年前の大手食品メーカー社長誘拐事件と食品に青酸カリを混入させたという脅迫事件を、新聞記者とその事件関係者がそれぞれに事件の真相に迫るというものでした。
いろいろな登場人物が出てきて、途中でこの人はどういう人だったっけと思うことが何度かあり困りながら読み進めました。こういう時に、巻頭にでもそれぞれの人物の説明が一覧であればあれば良いのにと思いました。
興味深かったのは、誘拐と脅迫によって犯人が狙っていたのは身代金とかでなく、この事件によって起こる株価変動からお金を得ようとする考えでした。
読み初めは話の進展が遅くあまり面白くありませんでしたが、途中からは引き込まれて一気に読めた本でした。
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