glee

ここしばらく、宣伝と業務連絡ばかりだったので、たまには日常の話題なども。

先日妻が買ってきた『glee』（アメリカのテレビドラマ）のファーストシーズンを、コロナ騒ぎの前から観はじめ、先日観終わりました。
一言でいうと、まず音楽が素晴らしい！！
選曲も最高！
高校の合唱クラブが舞台なのですが、取り上げられる曲たちというのが多彩で、60年代から00年代まで様々なアーティストが登場。
It’s a Man’s Man’s Man’s World　があるかと思えば2009年当時最新なのか、レディガガも取り上げています。
また、シーズン通してのテーマとなる曲として、Don’t Stop Believin’ が歌われていて、80年代青春の世代にはたまりません。

ほかにも例えば…

Dream On / Aerosmith
Imagine / John Lenon
Bohemian Rhapsody / QUEEN
Physical / Olivia Newton John
Hello,Goodbye / The Beatles
U Can’t Touch This / MC Hammer
Lean On Me / Bill Withers
Vogue / MADONNA
Proud Mary / Ike & Tina Turner
Alone / Heart
True Colors / Cyndi Lauper
It’s My Life / Bon Jovi
Jump / Van Halen
I Say a Little Prayer / Dionne Warwick
Le Freak / Chic
Respect / Aretha Franklin

などなど。
それ以外にも、レ・ミゼラブルやシカゴ、キャバレーなど、有名ミュージカルの名曲もずらり。
どの役者さんも、ミュージカル俳優出身などらしく、歌も超絶うまいです。
しかも全曲ぶ厚いコーラスとダンス、オリジナルのオブリなどもアレンジされていて、迫力満点。
ポップス好きにはたまらない曲のオンパレードですね。
よく知らない曲も、サビに聴き覚えが…「これ、なんだっけ！？」とか言いながら見るのもいい。


一方、ドラマの方はというと…濃い！
そこまでやるか！という濃さで、歌に集中できなかったりします。
おそらく当時のアメリカのマイノリティ問題でもあった、人種差別、LGBD、いじめ、身体障害、精神疾患、パワハラ、高校生の妊娠などが扱われ、でも（たぶん）コメディーなので、時にギャグみたいに描かれていますが、それ笑えないですから！　モヤモヤがなかなか晴れない。
役者もよくここまで濃い人らを揃えましたね。
先生の恋愛関係や夫婦の危機（想像妊娠）などもあったりして、これ高校生も見てるのかな？　ちょっと重くないですかねー。こんなもの？

gleeクラブって、アメリカではマイノリティ扱いなんでしょうか。
きっと、いわれなき差別を受けて自信喪失している高校生の、そこからの自立とか、自分らしい生き方とか、そういうのを描きたかったのかな、と。
その救いに、音楽が寄り添っているよ、と、そんなコンセプトだったのかもしれません。、

まあとにかく、劇中時々イライラしたりしますが（笑）、製作者の音楽好きがいかんなく発揮された、楽しめる作品でした。
すでにハマりつつあり、きっとそのうちセカンドシーズンに手を出すと思います。