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2020年02月25日02:32

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ハリウッド映画デビュー顛末記2

アメリカ映画のエキストラの良い所はエキストラでも、待遇が良いという事です。映画の撮影にモントリオール迄行ったのですが、この送迎バス代、ホテルの一人部屋3日分、食事代が出るのです。そして出演料ももちろん出ます。これは映画に映らなくても、モントリオール旅行がお金を戴いて参加できるといういい話なので全く断る通りがありませんでした。
こんな好条件だったことも最初に私はこの話を疑った理由でした。

1日目がトロントからモントリオールの移動日。バスで6時間ほどかかりました。トロントよりはやはり少し寒かったですが、天気は快晴でとても良かったです。久しぶりの楽しいバス旅行でした。

2日目が衣装合わせでした。と言っても時代劇でないので、普通の服を着てきてくださいといわれ、もう一つ予備の服装も持ってくるように言われていました。がらんとした部屋の椅子に座って待っていると衣裳係の人でしょうか、その人が並んで座っている我々をパット見て3人くらいの人を隣の部屋に呼びました。彼らは警官を演じることになるようでした。彼らは警官のコスチュームを着るので映画に映る可能性が多いなと思いました。それから数人また隣りの部屋に。私も何かのコスチュームを着る役にならないかと待っていると、係の人が「あなたの服装はパーフェクト。そういう格好の人が欲しかったの」と言われ、自前でいいと言われました。残念ながら、私は普通の日本人役でした。少しがっかりして、その日は帰り、午後の半日はフリーでした。そしていよいよ翌日は撮影の日でした。
ちなみに写真2はパーフェクトと言われた服(自前)です。

(つづく)
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