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2020年01月26日23:48

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世代間ギャップの話(もしくはロスジェネの恨み言)

昔は気にならなかったんだけど親世代との価値観に今まで以上のズレを感じるようになってきている。

なんというか、彼らは正常性バイアスが強すぎるよ。

「「なんとかなるだろう、自分は大丈夫。
今までもそうやって生きてきたけどなんとかなった。」」

それは結果論だ。

そしてそれで生きてこれた幸せな世代でもある。


こちとら悲哀のロスジェネ世代だ。


バブル崩壊後の不良債権処理に大ナタを振るえず、足枷のはめられた企業活動下で雇用体系や既得権を守る、構造改革を免れる…などを得るため、若者の就職を絞ることで社会が現状を維持しようとした、その犠牲となった世代。

その結果、子どもを作り人口を支えるべき団塊ジュニアはまともな職に就けず婚期が遅れ
出生数は社会を維持するそれには及ばないことが確定。そもそも先行きに良いマインドなんかは持てるはずもない20代30代を過ごさざるをえなかったためその意欲すら低い。一応表面上は楽しそうにしつつも人生にネガティブなイメージをどこかで持っている、それがロスジェネ。

今の年金世代がそれらの犠牲のもとにあることに気付かず「自分たちはがんばってきたんだから」と開き直るのはちゃんちゃらおかしいわけで、ただ幸せな時代だっただけだ。
今の世代・社会が頑張っていないとでも?

もしくは「それでもちゃんと就職して頑張って稼いでる人もいるし、そういう人は努力した」という人もいるけど、そもそも勝者と敗者の配分がおかしいゲームなのだ。1人が勝って9人が負ける。もし自分が勝者になったらその分誰かが負ける。でもそもそも社会の幸福はゼロサムゲームであってはならない。

日本社会が失った物は大きい。
そしてこの失手を取り返すのはほぼ無理だろう。
少子高齢化の進む先は、企業の国際競争力が落ち、内需は細り、高齢者が死ぬ間際まで日銭を稼がないといけない社会、そして若者の負担は重い。更なる人口減の負のスパイラルも追い打ちをかける。

過去、日本の人件費は高く他のアジア諸国は安かったため工場が軒並み海外移転した。
しかし今や給料・物価が安いのは日本の方であって、外国人は物価が安い国として気楽に日本に来るわけだ。
立場はほぼ逆転してきている。

最近よく目に付く「日本(の技術、コンテンツ、文化)はこんなにスゴイ」を喧伝するテレビ番組があるが、ひたすら滑稽だ。
もちろん日本には誇るべきものも多いが、こういう番組が増えると厳しい現実から目を背け、内側にこもっているだけにしか思えなくなる。

メディアがやることはこういうことではないだろう。
もっと世界における日本の立ち位置とか、全世代共通でどんなところに課題を見出し考えていかないといかないのかを問題提起し、建設的立ち位置を示すべきだ。

政治もそうだよ。特に野党。どうにかして与党を追い落とせば自分達の番がくるとは思わないことだ。前の民主党政権が成立した時はまさにこれだったからその成功体験が忘れられないのだろうけど、そんなことよりもっと現実的な政策で「ここを選びたい」と思わせるようなことを言い合って欲しい。


なんだかどんどん脱線して好き勝手に言ってしまっているけれど、、、、
話を戻そう。

まぁなんでこんなこと思ったかと言うと、特に危機管理ですね。
災害への対応、備え。経済活動への影響。マクロ的な視点とミクロ的な視点の現実的な折り合い。
イデオロギーとの決別。ここに親世代とギャップを感じることが多くなりました。

今回の新型肺炎の対応なんか特にそうで。

一言で言うと「お花畑!!!!」


これは別にうちの家族が言ったことではないのだけれど、
「この時期だし駅とか道を歩けば当然中国の観光客ともすれちがうけど、でも別に中国人が悪いわけじゃないしね!」と言いつつ、マスクせず出歩いていたりする…

そ う い う 話 じ ゃ な い 。



なんかまとめる気も失せてきたのでこの辺で。
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