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2020年01月26日21:23

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善光寺お参り

毎週のように長野市の病院へ通っているのに
人ごみを避けたかったので善光寺に行ったことがなかった。
しかし転移がみつかり藁にも縋る思いでお参りにいった。
俺は30年くらい前に上田に住む友人宅へ泊りに行った際、
友人に案内してもらったが、暗闇の中でカギを触ったことくらいしか記憶にない。
善光寺がどんなたたずまいだったかも覚えていない。

治療の後、診察は受けずにスーパーへ。
たち子さんはサラダと持参した穀物を、
俺はスーパーで購入した弁当を店内でチンして食う。
最近のお気に入りのパターンだ。

土産物を1000円以上買うと駐車料金が3時間無料という駐車場に車を置いた。
有名な登山口よりよっぽど車が置きやすくてよかった。
仲見世を散策。
店に入ったらタダでは帰さない、という雰囲気があまりなくて、
気楽にのぞけるのが良かった。

神社ではないので手水舎はなく(実はあった)、線香を購入して香炉に供えるらしい。
行列が出来るほどの人気ぶり。
諏訪大社よりすごい。

初詣は神社に行って神様にお参りするのが普通だと思っていたが
長野県民は神様のいないお寺にお参りするのが不思議だった。
まあ理屈はともかく、本堂に入って、びんづる様に病気治癒の癌をかける。
俺は胃と膝、たち子さんは全身に癌が回っているので全身をナデナデ。
そしていよいよ地下へ。
ほんとに真っ暗で、ホワイトアウトならぬブラックアウト。
右折したあたりからどっちに進んでるのかわからなくなる。
ビビッて前かがみになってしまったので、出っ張った柱に頭をぶつけた。
その瞬間、目の前がぱっと明るくなった気がしたほど痛かった。
御本尊の真下あたりにあると言われる錠前を探り当て、無事現世に復帰した。
すぐ後ろに人の気配があって落ち着かなかったので
もう一度暗闇へもぐりこむ。
少し目が慣れて、最初のストレートで天井の高さや形状が確認できた。
錠前をガチャガチャやって現世に戻った。
それでももう一度、暗闇へ潜った。
なんかアトラクションみたいだな。
3回も生まれ変わったので、
1度目はリンパ浮腫、
2度目は腸閉塞、
3度目は癌が治るだろう。

境内を一回りして、資料館へ入った。
神仏習合の名残で、
鏡の上にお釈迦様が掘られたレリーフみたいなのが展示してあった。
お寺にお参りするのも納得だな。
他に善光寺如来様という人?がいて、病気を治してくれたお礼にと絵を寄贈した、
というような感じの説明とその絵が展示されていた。
病気を治してくれるのは心強い。

病気治癒のお守りもあったので購入。
最後におみくじを引いた。
お寺にもあるんだな。

お寺を出て参道を散策。
八幡屋磯五郎でオリジナルの七味を作る。
完全オリジナルで、好みで二味とか三味とかも出来ると思っていたが
何種類かある七味をベースに、自分好みのトッピングを行うシステムだった。
お店の人と相談しながらブレンドしてもらっていたら
行列が出来てしまった。

駐車場の土産物屋で買い物をする。
アルバイトの兄さんは信大生で、色々話し込んでしまった。
ここは酒蔵で全種類試飲ができる、呑兵衛には天国のような店だ。
俺は運転で日本酒は苦手なので甘酒をいただいた。
甘酒なのに大吟醸ってのがあって、ライスミルクのようだがとても旨かった。
日本酒を土産にと思っていたが、
たち子さん曰く、喜多方の酒に似ていて、実家の好みとはずれているという。
ちなみに純米酒はお米と米麹だけなので、ごく少量ならたち子さんも口にする。
仲見世にもあったが、味噌や漬物もあった。
しかしどれも塩気が強くて、
信州七不思議のひとつ、海遠くして塩からきを好む、というのを実感した。
腎不全の父親にも、たち子さんにも勧められない。
なので大吟醸ではないが甘酒を購入した。
甘酒なのに純米吟醸酒並みの値段だが、
先週ランチをごちそうしてくれた姉さんにお土産として渡そう。

駐車料金は3時間オーバーで200円取られた。

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