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2019年09月22日14:59

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映画『アド・アストラ』

時は近未来。
広大な宇宙を舞台に、太陽系の彼方に消えた父の謎を追う姿を描く。

地球外生命体の探求に人生をささげ、宇宙で活躍する父・クリフォード司令官(トミー・リー・ジョーンズ)の姿を見て育ったロイ・マクブライド少佐(ブラッド・ピット)は、自身も宇宙で働く仕事を選ぶ。
しかし、その父は地球外生命体の探索に旅立ってから16年後、地球から43億キロ離れた海王星で行方不明となってしまう。

時が流れたある日、エリート宇宙飛行士として活躍するロイに、軍上層部から「君の父親は生きている」という驚くべき事実がもたらされる。
さらに、尊敬する父が太陽系を滅ぼしかねない「リマ計画」にかかわっていると言う。
巨大な“サージ”(電気嵐)が地球を襲い、各地で火災や飛行機の墜落事故を引き起こし、世界中を混乱させているのは海王星周辺で行っている実験のせいだと言う。
危険な実験を中止させ、姿を消した父を捜すためにロイも宇宙へと旅立つ。

さて、この映画は派手なシーンも無く、地味なストーリーである。
しかし、本作のテーマは主人公のロイが抱える親子問題と心の葛藤にあるが・・それより人類がすでに月や火星に進出した近未来の世界に注目したい。
それは突拍子もない架空の映像を無理に演出する事も無く、未来の科学を出来るだけ最新の事実に基づいた設定で表現している点だ。
そんな宇宙科学を描いた映像を称賛したい。

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