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2019年01月06日09:20

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岡山探訪 第369回 「鬼ノ城」の水門

日本遺産「鬼ノ城」の4回目。
前回まで紹介した「角楼」「西門」「敷石」は8年前でも見学していたが、ここから先は進んでいない。
この機会に城郭外周ルートを制覇してみよう。

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「鬼ノ城」城郭全体図
見学ポイントが外周ルート各所に点在する。
前回は城郭中心部の「礎石建物跡」を通過する半周コースを探索していたが、今回は外周全域4.5Kmを歩いた。

それでは「西門」からさらに東へ散策しよう。
城郭の南側は城壁が谷を渡る6箇所で排水のための水門跡が発見されている。

・TOP左画像
「水門跡の石垣」
城壁の谷間部分に石垣が確認出来る。

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「第1水門」
排水口のない水門で、排水処理と防御を両立させるため下部を土塁で築いている。
長さ14.6m。

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排水は僅かな石垣の隙間から流している。

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↑(TOP右画像)
「第2水門」
水門は水流に堪えるよう下部の内外面とも石積みにし、上端に通水口を設けており、上部は土を少しずつ入れて突きかためた版築土塁にしている。
長さ16.4m。

これらの「水門」も「敷石」同様に城壁の崩壊を防いだ山城特有の工夫です。

つづく
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