昨日は福山の「明王院」を再訪した。
ここは以前にも紹介した事があるが、国宝指定の建造物が2棟、県重文が3棟、市重文6棟等、文化財の宝庫である。
さて、今回は国宝本堂や書院の内部の特別公開日と言う事で、仕事の合間を抜けて見学。
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特別公開の野立て看板
「明王院を愛する会」主催で毎月第3土曜には色々な催事が企画されているようです。
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「山門」
室町時代に創建。
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「書院」
江戸初期に建立。
この日は一般公開されているが、室内は撮影禁止。
ここから入って「護摩堂」や庭園が見学出来る。
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「護摩堂」
江戸・元禄7年に再修され、室町期の優作不動明王と四童子像が祀られている。
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「鶴亀の池」
自然の岩盤に池と石橋を配置され、江戸時代に築庭。
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「庫裡」より「護摩堂」へ通じる登り廊下の形状が美しい。
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「護摩堂」から眺める五重塔
この時間は逆光でした。
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「本堂」
さて、いよいよ国宝建築の見学です。
鎌倉時代の元応3年建立。
内部は内陣(ないじ)と外陣(がいじ)に区分されており、入室できるのは外陣まで。
しかし、格子戸で仕切られているので内陣を覗く事が出来る。
内陣には御本尊(十一面観音菩薩立像)が祀られている。
スタッフ・棟梁さんのガイドにより、内部構造の解説があった。
日本建築(和様式)と唐様式を見事に融和させた現存最古級の重要建築物です。
この奇妙な梁や天井構造は見学価値あり。
残念ながら撮影禁止。
ちなみに・・もうひとつの国宝建築・五重塔は毎年12月の第3土曜日に内部公開しているようです。
・過去の関連日記(2015.9.20)
備後探訪−35/明王院
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1946206312&owner_id=8437995
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