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2015年12月27日10:34

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安芸探訪−5/安芸高田の清神社

吉田郡山城の続編です。
城跡の見学を終えた後、もう一カ所立ち寄りたい場所があった。
ここは戦国時代に毛利家が篤く信仰していたと聞く「清神社」(すがじんじゃ)で、郡山の麓に建立されている。

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↑(TOP左画像)
「清神社」
郡山城の築城以前から祇園社として存在しており、正中2年(1325年)の棟札が残っている。
拝殿でかつての毛利家の繁栄を偲び、拝んできました。


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「清神社の神木」
境内の老杉が一見の価値ありです。
なな・・何と、境内のド真ん中に・・
この杉は樹齢700年以上と言われており、昭和43年(1968年)に指定された町指定天然記念物。

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境内前面で横1列に並ぶ。
この空高くそびえる5本の神木は見事だ。

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平成11年(1999年)9月24日の台風18号で「大杉6本」の内、1本が折れて倒伏した。
しかし、境内各施設に被害はなく不思議な現象として「身代わり杉」と呼ばれている。
その一部が「神木殿」に飾られている。


さて、今回も現地で手に入れた地元本を紹介しよう。
これら資料を拝見するとかなりの史跡が発見されている事が分かる。

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「安芸高田市の中世城館分布図」
安芸高田市は吉田町、八千代町、美土里町、高宮町、甲田町、向原町が合併したエリアで、郡山城の他に128箇所の城跡が確認されている。


・TOP右画像
「安芸高田市史跡ガイドブック」
発行日:平成25年3月29日
A5版/全24頁
本書は国、県、市が指定した史跡場所(城跡、古墳、墓所、神社等)を紹介。
こちらは無料で手に入る。

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「戦国 安芸高田の山城」
発行日:平成27年10月31日
発行所:安芸高田市歴史博物館
A4版/全58頁
価格:800円
同館の企画展で発行された史跡資料本で、高田地区の中世城館跡を現地写真、縄張り図と共に詳しく解説。



ところで、安芸高田市へ行くにはとにかく遠い。
恐らくほとんどのマイミクさんはこの地名を初めて聞いた事だろう。
広島からだとそのまま国道54号線を通ればよいが、岡山からだとかなり不便です。
岡山から福山方面の西へ走る。
さらに尾道から三次(みよし)まで北上し、ここから広島方向(南西)へ逆に下る事になる。
また次の機会に再訪しようと思っても・・ちょっとすぐに行ってみようと言う場所ではない。
しかし、中国地方の山城探訪で、ここ「吉田郡山城」は外せない。
そうなると・・次はここを攻めた尼子方の山城「月山富田城」(島根県)にも行ってみたい。
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