世界の軍艦コレクション『リシュリュー』

フランス艦艇は先の『ベアルン』に続いて、やっと２隻目がラインナップした。
この戦艦『リシュリュー』は１９４０年の完成直後に国が敗戦濃厚。
フランスを脱出し、ダカールを経てニューヨークで近代化改装される。
そんな１９４５年状態をモデル化している。
個人的には４０年の新造時に愛着を感じるが、４３年のイギリス本国艦隊合流時代を好む方もいるだろう。
さて、モデルについては単装機銃の船体一体モールドが何とも情けない。
別売りでも構わないので、ここは別パーツにして欲しかった。
しかし、全体シルエットはフランスの最強戦艦としてフレンチスタイルを忠実に再現している。

ところで、同シリーズはまもなく全８０号で完結する。
あと４回で終了だ。
「世界の軍艦」と言ってもほとんどが日本艦で占めており、大きくバランスが悪い。
今の所、続刊の予定発表はないので今年いっぱいで終了する事になりそうだ。
モデル自体の精度は今ひとつであるが、中には面白い艦艇もモデル化されているので、これで終わると思うとチョット残念である。