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2019年12月07日12:37

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今週は音楽三昧

12/2(月)から12/4(水)まで、藝大ピアノ科の卒業公開試験を全て聴講してきました。
今まで、あまり気にしていなかったのですが、ピアノ科は24名しかいません。そのうち、約半数が藝高出身。ちなみに器楽科全体で96名!  超エリートの集まり、ということを改めて認識しました。

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とにかく、素晴らしい。その一言に尽きます。
高校の頃から聴いている方が何人も出場されているのですが、それぞれの方がうまくなっている。というか、ステージが上がってる。勉強にしろ習い事にしろ、上達のカーブって正比例じゃなくて、郵便料金みたいに「突然、わかる」とか「突然、うまくなる」という不連続。しばらく接していないうちに、驚くほどの成長を遂げていらっしゃいました。

特に印象に残ったのは、おふたりが演奏したストラヴィンスキーのペトルーシュカ3楽章。これをピアノで演奏してしまう。もう、見ているだけで、驚愕。しかも、吉田サハラさんはダイナミックに、千葉遙一郎さんは実に緻密な演奏。アプローチが全く異なるという面白さも体験できました。
昨年あたりからの傾向で、シューマンを選択する方が多いように感じました。応援している村田茉莉花さんは、この作曲家をずっと研究していたようですが、選んだのは「幻想曲」。深みのある演奏でした。


12/3(火)はダブルヘッダー。
19時から代々木上原のムジカーザで都響・第一ヴァイオリン副主席の吉岡麻貴子さんのリサイタル。ピアノは長尾洋さん。
https://www.tmso.or.jp/j/tmso/member/yoshioka-makiko/

ブラームスの「雨の歌」が最高でした。
ふだん聴くことのない、ベートーヴェンの2番のソナタ、エルガーがただ1つ作ったソナタなども興味深かったです。



昨日は、茗荷谷のラ・リールでハープ、フルート、ファゴットという珍しい三重奏。京響ハーピストの松村衣里さんが出演されるので迷わずチケット購入。
ジョリヴェのクリスマス牧歌(本来はフルート、ヴィオラ、ハープのための曲)以外は初めて。というか委嘱作品も多く、現代音楽のオンパレード。まさに「現代のハープ」のありとあらゆるテクニックが披露されました。琵琶のような音が出たりするのは初めて知りました。そのほかにも、弦を振動させたまま、ゆっくりとペダルを操作することで意図的に「雑音」を出すとか、チューニングハンマーで弦をこするとか、共鳴版を叩くなどななど・・・
出演者の方々がおっしゃっていましたが、「音を出す構造がすべて異なる楽器の組み合わせ」の面白さを体験できました。

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明日は、芸術劇場で都響定期(バルトークのヴァイオリン協奏曲第1番ほか)、月曜日から、藝大で菅打楽器の公開試験と目白押しです。体調万全にして臨む予定。




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