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2020年05月22日11:00

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心豊かな楽しい老後に備える その18

前回の続き。
 
生涯、死ぬまで AD(Analog Disk)で音楽を楽しむ。
心豊かな楽しい老後を迎える為にも、今、Analog Audio と Jazz の AD の充実に注力する。
…と決めた私である。
先日、一気に「ずばどどど〜ん」の40枚以上という Jazz の AD を購入してしまった経緯は前回の日記に記したとおり。
重かったし、Album Rack に搬入(と整理)するのもひと苦労だったけれど…? 
お世話になっている「いつものお店」の苦境に少しでも足しになれたらば私も幸いである。
では、お店に私が勝手に設けてしまった私書箱(?)に蓄えていたお気に入りの数々を…。
 

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先ずは BLUE NOTE ものから…。
Art Blakey で ’62年の "Live At The Renaissance Club" だ。
お題のとおり米国 L.A. にあった “Renaissance Club" にて ‘62年に録音されるも未発表のままだった Live 盤で、日本では ’78年頃に発売されたらしい。
Piano は Cedar Walton 、Trombone は Curtis Fuller 、Trumpet は Freddie Hubbard 、Tenor Sax. は Wayne Shorter とそれはもう豪華絢爛の Jazz Giants たち。
Latina な雰囲気もある、Thrilling な Hard Bop を楽しめる1枚。
Art Blakey の Solo はやっぱり圧巻である。
これは持ってないと、ね。
 

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続いては、これ。
同じく Art Blakey で ’59年の "At The Jazz Corner Of The World Vol.1" も Get it! 
…と喜んでいたらば、またも重複だったわさ。
欲しかったのはこれの Vol.2 だったのに…。
アホだ。
お店でのお値段は ¥2,300 なり。
これも後日にお店へと里帰りさせ、同じお値段で別の AD と交換してもらおうぞ。
 

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続いては、これ。
Bud Powell で ’49〜51年の "The Amazing Vol.2” だ。
Record No. “BLP 1504” とあらば、BLUE NOTE では「栄光の1500番台」と称賛されている中の1枚。
なのだけれど、録音に複数年という経緯は何でだ? 
Original は ’54年に発売された 10inc. LP の “BLP 5041” だったそうで、これの収録曲を変更・追加して 12inc. LP で ’55年に発売されたのが “BLP 1504” なのだそうだ。
後に Stereo 化されたのがこの “BST 81504” である。
Piano に Bebop を取り入れた、Modern Jazz Pianist の巨匠! 
御本人の Bud Powell が唸ってしまう、明るく活気に満ちた Bebop が楽しい。
あの “Autumn In New York” ですら、陽気な小春日和の N.Y. に感じさせてくれるくらいだ。
かと思えば、緻密で繊細な演奏もあったりして、そこが流石の巨匠である。
同じくの Vol.1 も AD で手に入れなければ…、だよね。
 

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続いては、これ。
Dexter Gordon で ’61年の "Doin' Allright" だ。
私はこの頃の Dexter も大好き。
素晴らしい才能に恵まれるも、’50年代は(Musician なら御多分に漏れずの?)麻薬で活動が低迷…。
その手の施設で長くを過ごし更生してから復活した ’60年代の初頭からは素晴らしい演奏の数々なのは周知のとおり。
この ’61年の "Doin' Allright" を始め、翌年の ’62年には超傑作の “Go” に加え、“Go” と同じ Member で "A Swingin' Affair" と傑作が続く。
この頃の Dexter はいつも弾けるような笑顔の写真ばかりなのも、麻薬に勝ち、その才能を爆発させた喜びに満ちていたのではないか…? 
BLUE NOTE なだけに Back も豪華。
Trumpet で参加の Freddie Hubbard との絶妙な駆け引きも面白い。
堅苦しくも無く、聴く側も Relax で楽しめるのが Dexter の真骨頂だと私は思う。
これも名盤! 
 

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続いては、これ。
Dexter Gordon もイイけれど、Tenor Sax. と言ったらばこの人! 
Hank Mobley で ’57年の "Hank" だ。
栄光の1500番台の1枚、”BLP 1560” のこれも問答無用の名盤。
濃い〜〜〜。
とにかく濃厚で重厚な音、なのにご機嫌な Bebop はもう流石である。
熱い Shower を頭から全身で浴びるかのように、大音量で Jazz を聴く。
そんな楽しみ方に「持って来い!」の1枚。
イイね、イイねぇ〜。
 

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続いては、これ。
Jackie McLean で ’64年の "It's Time" だ。
当時は34歳、キレっキレで猛烈に格好良かった頃の Jackie が残した傑作の1枚。
Thrilling な緊張感の中に見え隠れする高度で緻密な演奏の数々にはたた関心させられるばかり…。
Mal Waldron との “Left Alone” があまりにも有名過ぎて、その印象が強い日本人も少なくなかろう。
あれも超絶の領域で素晴らしかったけれど、本当の Jackie は「キレっキレ!」なのだよ。
Jackie こそ Hard Bop なのだよ! …と思う私である。
こういう Hard Bop には Beer が美味いんだよね〜。
BLUE NOTE での Jackie に「ハズレ」無し。
これも名盤! 
 

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続いては、これ。
これは珍しいぞ。
Tal Farlow で ’53年の "Sal Salvador" と ’54年の "Tal Farlow Quartet" が1枚になっちゃた、これ! 
どちらも発売当時は 10inc. LP だった2枚を 12inc. LP にまとめた「お得な Lunch Set Menu」みたいなそれだ。
Guitar Jazz 好きの私には絶対に外せない一人の Tal Farlow なので、見つけたらば迷わず買うのである。
BLUE NOTE で Guitar と言えば Grant Green だろうけれど…? 
どっこい、Tal Farlow も有るのだよ。
Guitar Jazz ならではの、それも Tal Farlow ならではの心地良さがね、たまらんのですよ。
これの追加で彼の Album は13枚(いや、正確には14枚?)になったぞ。
イイね、イイねぇ〜。
 

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続いては、これ。
Wayne Shorter で ’64年の "Night Dreamer" だ。
だったけれど、これも重複だったわさ…。
アホだ。
いや、アホ過ぎる。
お店でのお値段は ¥2,500 なり。
これも後日にお店へと里帰りさせ、同じお値段で別の AD と交換したもらおうぞよ…。
 

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続いては、これ。
Thelonious Monk で ’47〜52年の "Genius Of Modern Music Vol.2" だ。
Record No. “BLP 1511” とあらば、これも BLUE NOTE では「栄光の1500番台」と称賛されている中の1枚。
なんだけれども、前述の Bud Powell "The Amazing Vol.2” と同様の経緯で Release されたもの。
Original は ’52年に発売された 10inc. LP の “BLP 5009” だったそうで、収録曲を変更・追加して 12inc. LP で ’56年に発売されたのが “BLP 1511” なのだそうだ。
言わずと知れた名曲の数々、彼が作曲すれば次々と Jazz の Standard Number と化した、巨匠の中の巨匠! 
あの ‘Round(About)Midnight も Thelonious が残した絶対的な Standard Number なのは周知のとおり。
Jazz と言えば Swing という当時から Modern Jazz へと推移する頃の貴重な記録のひとつがこの Album であると私は思う。
まさに Swing と Modern Jazz の融合が面白い、Jazz の歴史に燦然と輝く1枚。
これも名盤! 

BLUE NOTE ものは以上の9枚、いや2枚が重複だったので7枚を追加になった。
お値段は少々高いけれど、やっぱり BLUE NOTE は Jazz Label の老舗だからね。
お気に入りが見つかれば「迷わず買え!」なのだよ。
けれども重複はアカンのですって…。
 

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続いては、これ。
Curtis Fuller で ’59年の "The Curtis Fuller Jazztet with Benny Golson" だ。
お題のとおりで Trombone は Curtis Fuller 、Tenor Sax. は Benny Golson 、だけでは済まない。
Trumpet は Lee Morgan 、Piano は Wynton Kelly 、Contrabass は Paul Chambers と、それはもう豪華絢爛が奏でる、安心して聴けるご機嫌な Bebop が楽しい。
写真の Jacket のとおりの 3 Horn の音は圧巻だ。
これも名盤! 
 

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続いては、これ。
辛島文雄で ’81年の "A Child In The Wind" だ。
全篇が辛島さんの Original で、Bass は Richard Davis 、Drums はジョージ川口による Piano Trio の1枚。
女性的な美しさ、でも力強い Touch の Piano は正に「辛島 World」で、Richard Davis とジョージ川口が Powerful に盛り上げる。
その音作りも緻密、且つ重厚で結構にガツーンと来るから楽しい。
こういう素晴らしい和 Jazz も持っていないと、ね。
 

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続いては、これ。
和 Jazz が続く。
古谷充で ’83年の "Body And Soul" だ。
正直に言ってしまうと私は古谷充さんを知らない。
なので興味本位で選んだ1枚である。
あの Speak Low をはじめ、好きな楽曲が沢山だったのでね。
後日にじっくりと聴いてみようと思う。
 

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和 Jazz が続く。
宮沢昭で ’85年の “’Round Midnight - Amazing Jazz Ballad“ だ。
これも興味本位で選んだ1枚。
なんせお題が ‘Round Midnight だったもんでね。
これも後日にじっくりと聴いてみようと思う。
 
お店に私が勝手に設けてしまった私書箱(?)に蓄えていた中でも「ちょいとお値段が高いぞ」なのが以上の13枚だった。
その合計は ¥31,500 なのだけれど、なんと「打倒! 新型コロナウイルス」という Service の一貫で全てを半額にしてくれるんですと…? 
おぉ… !? 
あの BLUE NOTE の9枚も含めた13枚の合計がなんと ¥15,750 という嘘みたいなお値段! 
1枚あたりの単純平均はたったの ¥1,200 ちょっとだぞ? 
くぁ〜っ、もうこんなに安くてインカ帝国 !? 
 
今回、いつものお店で一気に「ずばどどど〜ん」と購入した Jazz の AD は、これでやっと半分。
まだまだ名盤のあれこれが沢山なのだけれども…? 
話は長くなるので次回に続く。
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