mixiユーザー(id:8426595)

2020年01月21日12:50

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やっと我が家でも SACD を聴けるように…

SACD(Super Audio CD)の Software は幾つか所有するけれど、それを再生する Player が我が家には存在せず…。
そんな愚かな状況をそろそろ打破せねば…、という思いを日々蓄積していた昨今であった。
しかし、その SACD Player はどれもこれも「おい、それっ!」とは行かないお値段の製品とあって、どケチな私には手を出し辛いものでもあり続けた。
ところが…? 
 

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そんな愚か者な私の思考回路に衝撃を与えてくれたのが、あの Goldmund(ゴールドムンド)製の SACD Player “Eidos 20A” である。
Swiss 製の超高級 Audio Maker を気取る Goldmund が ’08年に発売した “Eidos 20A” のお値段は、税別でなんと ¥1,400,000 と来た! 
そのお値段が「140万円」というだけで…、なのだろうか? 
早速にこれを試聴した日本の「どアンポンタン」な Audio 評論家どもは、揃ってこれの音を大絶賛しちゃったのが忘れられなかったりする。
ところが…? 
後日に「衝撃の事実!」が発覚しちゃったのも有名な話。
その「140万円」もする Goldmund “Eidos 20A” の中身がなんと、日本の Pioneer 製だったのだ。
しかも、お値段 ¥29,800 の DVD Player “DV-600A” をほぼ「そのまんま…」という中身だったのだからもう、みんなでびっくり! 
その ¥29,800 の Pioneer “DV-600A” と異なる部分はと言えば…
 電源等の一部回路
 ちょいと高級な配線類
 Goldmund Original の筐体 
…だけである。
で、たったの「3万円」が堂々の「140万円」になってしまうのだから凄い! 
その差額は「137万円」だぞ、おいっ…? 
そんな Goldmund の(インチキな?)製品は SACD Player に留まらず、Amp. の類もまぁ〜酷いのなんの…。
内部に使用されている部品に比べて製品の値段が高過ぎるのではないか? 
…との指摘に対し「差額の137万円は筐体に施された高価な加工の対価であって値段相応である」と販売元が反論しちゃったんだそうな。
その苦しい言い訳に説得力は無く、日本中で「騙された」感が蔓延したのは言うまでもない。
この「衝撃の事実!」が発覚しちゃった以降、Goldmund の輸入と販売元だった「ステラヴォックスジャパン」は「在庫が無くなり次第に取り扱いを終了する」と ’11年に発表、その翌年は更に会社名を「ステラ」に変更してまで「しらを切る」という無責任な逃げ勝ち作戦に出た。
そんな「ステラ」に逃げられてしまった ’12年からは「ゴールドムンドジャパン」なんぞが発足して輸入販売元になるも長続きはせず、’17年には「トライオードジャパン」なんぞに吸収合併されちゃうというこのぐだぐだ加減って、どうよ…? 
類は友を呼ぶ。
…とは言うけれど、愚かな海外製品(Goldmund)には愚かな販売元がお似合いという典型だったのかもしれない。
そんな Goldmund の “Eidos 20A” の音を大絶賛しちゃった「どアンポンタン」どもの愚かさが猛烈に痛いぞ、おいっ…? 
 

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一方、その「140万円」もする Goldmund “Eidos 20A” の中身だったのが、これ! 
この Pioneer 製の DVD Player “DV-600A” が凄く気になっちまったぞ !? 
…に至ったのはこの私に限らずであろうよ。
そう、あの Goldmund による「衝撃の事実!」のお陰様で、この私に「その手も有ったのか!」を気付かせてくれたのだから…。
ん〜、Swiss の Goldmund 君、Good Job! 
しかも…? 
CD よりも早く LD(Laser Disk)を手掛けて製品化した、光学系 Disk Player では正にその名のとおりの Pioneer だからねぇ〜。
SACD Player は高くて手を出せなかったけれど、SACD も(高品位に?)再生可能な DVD Player に注目する切っ掛けを与えてくれたのが Pioneer のこれ! …なのであった。
あの「衝撃の事実!」を知ってから「よしっ、その方向性で品定めしよう!」と決めたものの、他のあれこれが忙しくて後回しにしていたらば、既に数年も経過させてしまった愚かな私である。
さぁ〜、そろそろ真面目に品定めをしようぞ! 
…と昨年の11月頃に思い立ち、漸く具体的な作業に着手した次第である。
基本は「とりあえず…」な「お試し感覚」だったので導入費用の「安さ」を最優先! 
でも、安かろうとそれなりの音質も欲しいのは正直なところ。
そんな条件で Web にて徹底的に調べまくると、いつの間にやら Pioneer 製の “DV-S747A” が「イイんでねぇ〜の?」に至る。
よしっ! 
これで目標は定まった。
早速に某 Auction Site を Check しまくる日々だったところへ「おや…?」なのを発見する。
嬉しいことに格安の入札開始価格だったけれど、さて、これに何人が入札するのやら…? 
その入札開始価格はたったの1万円。
ところが、今回も Lucky なことに入札したのはこの私だけ…? 
そう! 
まんまと1万円で落札しちゃったのである。
個人主だったので消費税は不要、送料は ¥1,040 とのことで、計 ¥11,040 で我が家に SACD Player がやって来ることに…。
イイね、イイねぇ〜。
 

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うわっ… !? 
来たぁーっ! 
 
待望の商品が 01/20(月)に配達された。
ん〜。
イイね、イイねぇ〜。
では、早速に開梱しましょ! 
 

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’01年11月から販売された Pioneer の “DV-S747A” が、これ! 
当時のお値段は税別 ¥99,800 とのこと。
DVD 、DVD Audio 、CD 、そして SACD も再生可能な Multi Disk Player である。
何故にこの “DV-S747A” を選んだのかというと…
 1. 優秀な DAC 回路を採用している
 2. 内部の回路基板の構成がまともの部類 
…が美点に思えたからなのだ。
では、その中身も確認してみよう。
 

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先ずは「美点その1」である「DAC 回路」について。
SACD の DSD にも対応する音声用の D/A Converter には、Cirrus Logic(シーラス・ロジック)社製の Chip “CS4392” を使用している。
これは DVD Audio の Full Spec である 192kHz/24bit にも対応する DAC Chip であり、’02年に発売された LUXMAN 製の高級な Multi Disk Player “DU-7”(税別 ¥440,000)にも採用されたのだから、悪いものではなかろうよ。
この “DV-S747A” の後継機である “DV-S757A” から D/A Converter は Burr-Brown(バーブラウン)社製の Chip “PCM1738EG” に変更されてしまったのだけれど…? 
比べてしまうと Cirrus Logic の “CS4392” を搭載した “DV-S747A” の方が評判が良い。
なので、’01年製という今から20年近くも前の “DV-S747A” をあえて選んだ次第である。
Pioneer の「御家芸」でもあった Legato Link Conversion(レガート・リンク・コンバージョン)も魅力のひとつなのだけれど、この “DV-S747A” ではその High End でもある “Legato Link Conversion - Pro” を搭載している。
20kHz 以上の音は Cut されている CD なんだけれども、Cut されちゃったそれを 1/f で擬似的に再生する事で CD の音も飛躍的に改善を期待させてくれる機能が Legato Link Conversion であり、その最後の “Pro” Version を搭載と来た。
192kHz/24bit にも対応する DAC Chip を採用したので、44.1kHz の PCM である CD からのそれをも最大 192kHz にまで Up Sampling して 24bit へ再量子化してから D/A 変換という贅沢な設計なのである。
当時の “DV-S747A” の価格は税別 ¥99,800 だったけれど、この価格帯でこの機能を搭載したのは「価格破壊」な存在となって大好評だったそうだ。
 

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そして「美点その2」である「内部の回路基板の構成がまともの部類」について。
Pioneer “DV-S747A” の中身はこんな感じなのだけれど、驚いたのは電源回路がなんと Switching 方式という猛烈に「安っぽい」電源を採用していたこと。
 

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まさかの安っぽい Switching 電源回路…。
こんなのじゃ〜イイ音がする筈も無い! 
…なのに、何故か「そうでも無い!」にしてしまった Pioneer がまた凄い。
どうしても Noise が多くなってしまう安価な Switching 電源なのに、Noise の影響は最小限にする工夫を凝らしてまで Switching 電源を採用することで Cost Down に成功し、税別 ¥99,800 の価格を実現した! …のであろう。
 

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贅沢な Parts は一切無いけれど、Digital 系と Analog 系の回路とではしっかりと平面での距離を確保する事で、Digital 系からの Noise の影響を受け難くしている。
これ、基本に忠実で凄く大切なこと! 
この当時の辺りからの DENON 製 SACD Player とは「真逆」の設計だ。
20世紀までの DENON 製 CD Player は素晴らしい数々だったのに…? 
今は Digital 系と Analog 系の基盤を上下に配置という Noise の影響を受けまくりな設計なのは、どうよ…? 
Nonsense な内部構造の SACD Player こそ「こんなのじゃ〜イイ音がする筈も無い…」と私は思うのであり、これこそ近年の DENON 製を選ばなかった最大の理由でもある。
marantz 製や ONKYO 製のあれこれも結構「気になった」けれども、やっぱり光学 Disk Player の Pioneer でもある日本の音響機器会社 “Pioneer” 製を選ぶに至った。
 

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早速に導入して電源も投入したらば、試聴してみようぞ。
 
なのだけれど、どアンポンタンな mixi の「文字は10000文字以内で入力してください。」という身勝手な都合により、ここまで。
次回に続く。
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