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2019年12月29日00:06

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心豊かな楽しい老後に備える その13

前回の続き。
 
たまたま私の日記をご覧になられた方で…
 Jazz を聴いてみたいのだけれど
 何を、どれから聴いたらイイのやらが、さっぱりわからない 
…な方がいらっしゃれば、前回に続き今回も、後述に名盤の数々が登場するので、少しでもご参考になるようであれば幸いである。
 
いつものお店には(勝手に設けてしまった?)私の私書箱に40枚以上の「お気に入り」が蓄えられているのだけれど、そろそろこれらもガツーンっと購入せねば…。
毎年の1月と6月に開催される「中古の AD が半額!」が待ち遠しい私なのであった。
するとそこへ…? 
なんと「上得意様に限り、12/21(土)から先行実施させていただきます」と来たもんだ。
早速で 12/24(火)にお邪魔し、一気に30枚を購入である。
しかも、そのどれもが「ちょいとお値段が高め」な名盤の数々…。
イイね、イイねぇ〜。
 

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まずは、これ! 
Ann Burton で ’67年の “Blue Burton” も遂に AD で Get it! 
もうね、欲しかったんだよ。
都会的で Cool Beauty な彼女の歌声…。
そんな Ann の歌声を引き立てる Louis Van Dyke の Piano がこれまた絶妙で心地良い。
これは癒やしの1枚である。
で、半額なのだよ! 
中古で ¥2,800 もするこれが、なんと半額の ¥1,400 で手に入ったのだから嬉しいではないか。
イイね、イイねぇ〜。
 

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この Bill Evans は入手困難だったぞ? 
’58年で “Everybody Digs Bill Evans” という稀少な1枚も手に入れたのだからご機嫌 Good である。
Contrabass は Sam Jones 、Drums は Philly Joe Jones で Hard Bop の名手達との Trio なのだけれど、やっぱり Evans の Piano は耽美さというか、聴けば「あぁ〜、Evans だ」というそれ、そのもの! 
安心して聴ける1枚である。
普段のお値段は ¥2,500 なり。
なんだけれども、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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そう、そう! 
これなんだよ、これっ! 
Doug Watkins で ’56年の “Watkins At Large” はどうしても AD で欲しかった1枚。
これぞ彼の最高傑作! …でしょ? 
Swing から Modern Jazz への過渡期、どちらの要素も複合的な面白さ。
そして、決めるところはバシっと決めてくれる格好良さがもう、私にはたまらない。
普段のお値段は ¥2,300 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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Gerry Mulligan で ’63年の “Night Lights” は面白そうだったので選んでみた。
彼は Baritone Sax. と Piano を奏でる。
Guitar は Jim Hall で、Trumpet は Art Farmer だぜ。
Baritone Sax. の低音に Jim の Guitar がどう絡むのか? 
ん〜、面白そうではないか。
普段のお値段は ¥2,300 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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大好きな Helen ちゃんも…、なっ! 
Helen Merrill で ’57年の “The Nearness Of You” も AD で欲しかった1枚! 
New York のため息…、と称賛された Helen ちゃんの歌声に癒やされてしまう私にとって、Collection には必須の1枚なのだよ。
普段のお値段は ¥2,000 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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Modern Jazz 全盛期の ’50年代から名演の数々のみならず、21世紀に至ってもその「生き証人」だった巨匠! 
2010年、御年91歳で他界されるまで現役を貫いた、正に巨匠の中の巨匠! 
そんな Hank Jones が ’56年に奏でた “Hank Jones’ Quartet” も AD で手に入れたぞ。
お亡くなりになられる前年、御年90歳でも東京へ来てくださり、その素晴らしい Piano で我々を楽しませてくれた愛すべき巨匠…。
あの独特の間合い、時には Humor な演出で笑いも誘ってくれた巨匠が、まだ38歳だった頃の演奏である。
Whisky を片手に、じっくりと巨匠の Piano を楽しみたい…。
普段のお値段は ¥2,500 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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久しぶりに London ちゃんも…。
Julie London で ’57年の Russ Garcia Orchestra による “About The Blues” も AD で手に入れたぞ。
たまにはね、London ちゃんのような「しっとり…」系の Vocal も聴きたくなるのだよ。
普段のお値段は ¥2,300 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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Serge Chaloff で ’56年の “Blue Serge” は、いつものお店の Owner が強く推奨していたので選んでみた。
ほほぉ〜。
Piano は Sonny Clark 、Drums は Philly Joe Jones と来た。
ん〜、これは面白そうじゃん! 
普段のお値段は ¥2,300 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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Sue Raney も選んでみた。
’60年の “Songs For A Raney Day” だ。
女性だけれど低音で深く伸びもある歌声に加え、Back の Orchestra も「古き良き米国」な雰囲気のそれ、そのもの…。
これも Jazz の歴史のひとつであり、たまにはこういうのも聴きたくなるのである。
普段のお値段は ¥2,000 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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これぞ Wynton Kelly の傑作! 
’58年でその名も “Piano” と来た。
Member は Jacket に記されたとおりで…
 Guitar は Kenny Burrell
 Contrabass は Paul Chambers
 Drums は Philly Joe Jones 
…という Jazz Giants ばかりなのだから文句の付けようも無い。
もう、問答無用の名盤である。
この Member で BLUE NOTE ではなかったのが不思議な1枚だよ。
普段のお値段は ¥2,000 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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これ以降は全て BLUE NOTE である。
先ずは Browny だよ Browny! 
Browny とは Clifford Brown のこと。
Clifford Brown で ’53年の “Memorial Album” も AD で手に入れたぞ。
言わずと知れた Jazz Giants のひとり。
炸裂する高音の Trumpet の快感、これぞ Browny だよ! 
BLUE NOTE で「栄光の1500番台」の1枚である “BLP 1526” なのだ。
普段のお値段は ¥2,000 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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Dexter Gordon も…、なっ! 
’65年の “Gettin’ Around” も AD で手に入れたぞ。
洗練された都会的な雰囲気…。
Whisky を片手に、じっくりと楽しみたい1枚なのだ。
普段のお値段は ¥2,500 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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人気でお高い BLUE NOTE ものが続く。
Donald Byrd で ’59年の “Fuego” も手に入れたぞ。
これ、結構に濃くて重厚な音なんだから…。
しかも、Alto Sax. は大好きな Jackie McLean と来た。
普段のお値段は ¥2,800 でちょいと高いのだけれども、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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Freddie Redd で ’57年の Freddie Redd Quartet with Jackie McLean という “The Music From The Connection” も遂に AD で手に入れたぞ。
良い意味での緊張感を伴う、絶妙な駆け引き…。
いつもの Jackie とは雰囲気が違う軽さ(?)がまた面白い。
Freddie の Piano が、そんな Jackie の Alto Sax. を引き立てる。
あれ…? 
どっちの Leader Album だよ? 
…なくらいに Cool な Jackie が冴え渡る1枚だ。
普段のお値段は ¥2,300 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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Freddie Roach で ’63年の “Good Move!” も AD で入手したぞ。
彼の Organ に、Blue Mitchell の Trumpet 、Hank Mobley の Tenor Sax. 、Eddie Wright の Guitar が絡む絡む…。
Organ ものも、BLUE NOTE だったらば「ハズレ」は無いのだよ。
普段のお値段は ¥2,300 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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BLUE NOTE で Guitar と言ったらばこの人、Grant Green だろ。
’62年の “Nigeria” もやっと AD でも手に入れたぞ! 
普段のお値段は ¥2,500 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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Best ものも手に入れたぞ。
Grant Green で ’63〜’72年の録音を集めた “Street Funk & Jazz Grooves(The Best Of Grant Green)” も AD で欲しかった1枚。
普段のお値段は ¥2,300 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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BLUE NOTE で「栄光の1500番台」の1枚。
Hank Mobley で ’57年の “Hnak Mobley And His All Stars” も AD で手に入れたぞ。
Milt Jackson 、Horace Silver 、Doug Watkins に Art Blakey と、もう Jazz Giants が大集合の正に “All Stars” という豪華絢爛な1枚だ。
普段のお値段は ¥2,500 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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Hank Mobley をもう1枚。
’60年の “Roll Call” も凄いぞ。
Freddie Hubbard 、Wynton Kelly 、Paul Chambers に Art Blakey と、これも Jazz Giants が大集合という豪華絢爛ぶりはどうだ…? 
普段のお値段は ¥2,500 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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まだまだ BLUE NOTE ものが続く。
Horace Parlan で ’61年の “Up & Down” も AD で手に入れたぞ。
Guitar は Grant Green でもう「ご機嫌だぜい!」な演奏が楽しい。
これも Beer や Whisky と共に楽しみたい1枚である。
普段のお値段は ¥2,500 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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The Horace Silver Quintet で ’61年の “Doin’ The Thing” も AD で手に入れた。
‘60年代の Modern Jazz の基本中の基本、Horace Silver ならではの Piano を楽しめるこの1枚。
これも名盤である。
普段のお値段は ¥2,500 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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Jackie McLean だぜ。
’59年の “New Soil” も遂に AD で Get it! 
Donald Byrd の Trumpet と Jackie の Alto Sax. による Horn 合戦! 
これぞ Hard Bop 、キレっキレの Jackie が格好イイぜぇ〜! …な1枚。
Contrabass は Paul Chambers だ。
普段のお値段は ¥2,500 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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Jackie McLean が続く。
’59〜’60に録音の “Jackie’s Bag” も名盤! 
A面とB面とで Member は異なれど、どちらも豪華絢爛で凄いのなんの…。
前述の Album “New Soil” とは全く趣が異なる、これぞ Modern Jazz な1枚。
Jackie と言えばどうしても “Left Alone” の Image が強いけれども、本当の Jackie は数え切れない「引き出し」を持っている凄い人なのだ。
普段のお値段は ¥2,500 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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ところが…? 
やってしも〜た。
何故か同時に重複購入しておったわさ…。
アホだ。
いや、アホ過ぎる…。
吟味のうえ盤質も含めて具合が良い方を手元に残し、そうでない方は後日にいつものお店へ里帰りさせましょう。
 

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BLUE NOTE で「栄光の1500番台」の1枚。
Jay Jay Johnson で ’53〜’54年に録音された “The Eminent Jay Jay Johnson Vol.1” も AD で手に入れた。
これも豪華絢爛な Member で、Vol.1 での Trumpet は Browny(Clifford Brown)と来た。
柔らかく表現力も豊かな Jay Jay の Trombone に、Browny のキレっキレな Trumpet で先制 Punch を喰らったかと思えば、Trombone ならではの Ballad で癒やされてしまったり…。
この1枚だけで Modern Jazz のあれこれを楽しめちゃう。
蓋を開けたらば…? 
色とりどりの美味しそうなおかずが盛り沢山で嬉しくなってしまう「幕の内弁当」のような、これぞ美味しいご馳走の1枚。
普段のお値段は ¥2,300 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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BLUE NOTE で「栄光の1500番台」の1枚。
Organ の Jimmy Smith で ’57年の “Jimmy Smith At The Organ Vol.2” も AD で手に入れた。
Guitar は Kenny Burrell だったり Eddie McFadden だったり…。
Drums は Art Blakey だったり Donald Bailey だったりで、その違いがまた楽しい。
“BLP 1551” の同 Vol.1 も手に入れなくては…、なっ! 
普段のお値段は ¥2,300 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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BLUE NOTE で「栄光の1500番台」の1枚。
Jimmy Smith が続く。
’57年の “Groovin’ At Smalls’ Paradise Vol.1” は、Guitar に Eddie McFadden 、Drums は Donald Bailey という Trio 構成のみ。
Base の代わりに Jimmy の重厚な Organ が響く。
Simple な構成だけれど「味わい深い」1枚なのである。
“BLP 1586” の同 Vol.2 も手に入れなくては…、なっ! 
普段のお値段は ¥2,300 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

フォト

Jimmy Smith が続く。
’57〜’58年に録音の “House Party” も Jacket に記されたとおりの豪華絢爛な Member で、正に “House Party” って感じ…? 
やっぱり BLUE NOTE は凄いよ。
普段のお値段は ¥2,300 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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Lee Morgan も「ハズレ」無し、だよね。
’65年の “Cornbread” も遂に AD で手に入れた。
Jackie McLean に Hank Mobley といった豪華な顔ぶれに加え、Piano は当時の若き天才 Herbie Hancock という歴史的な1枚で、これも名盤! 
普段のお値段は ¥2,800 もするけれど、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 

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Lou Donaldson は CD で “Midnight Creeper” しか持っていなかったので、彼の AD を見つけたらば「迷わず買う!」のである。
’67年の “Mr. Shing-A-Ling” は何とも奇抜な Design の Jacket だ。
Lonnie Smith の Organ が全体を支配し、Jimmy Ponder の Guitar が刻む。
で、満を持して Lou の Alto Sax. という得意の Pattern の数々。
Jacket Design のような感じ(?)の、結構に Funky & Soul な演奏を楽しめる1枚だ。
普段のお値段は ¥2,300 で、これも半額! 
イイね、イイねぇ〜。
 
Jazz の名盤の数々、それが一気に30枚も! 
BLUE NOTE だけで19枚も! …だぞ、おいっ? 
しかも嬉しい半額 Sale のお陰さまで、30枚の合計は ¥34,500 という破格値で手に入れてしまったのだから…。
名盤のあれこれが、1枚あたり ¥1,150 になっちまうんだぜ…? 
素晴らしい! 
いや、素晴らしい〜過ぎる。
さて…? 
一気に30枚を購入したものの、1枚が重複してまったので今回は29枚が新たに加わった格好だ。
昨年の春から始まった「Jazz の AD をじゃんじゃん買おうぜ!」は、新たにこの29枚が加わって延べ364枚にも達した。
毎年50枚ずつ、6ヶ年計画で目指せ300枚! …で始まった昨年は、その目標を Clear する52枚を購入した。
ところが今年は、その6年分以上に相当する312枚も購入してしまったではないか。
自分でも驚きの High Pace で目標の300枚を突破できたのは、いつものお店 “CAFE CRESCEND” と Owner の馬場さんのお陰であり、もう本当に感謝している、いや感謝しきれない私である。
ん〜。
心豊かな楽しい老後に備える為に Jazz の AD と Audio の充実に勤しむ昨今だったけれど、漸くどちらもイイ感じになって来たよ。
そろそろ KENWOOD “KP-1100” と JBL “L56” の改良・改造作業にも着手したいところなんだけれども、無理に慌てて進める値打ちは無い。
ゆっくりと、じっくりと、私好みの HiFi で Real な音に近付けて行こうと思う。
そう! 
お楽しみはまだまだ「これから…」なのだよ。
Analog Audio の楽しさ、素晴らしさ、そして恐ろしさも隣り合わせの奥深い世界で、死ぬまで Jazz を聴く。
その道程は、この私の生涯で続くのである。
こんなにも面白い遊びを死ぬまで楽しめちゃうのかと思うと、私は幸せ者だよ。
 
よしっ! 
これからも大いに働き、大いに遊ぼうぞ!
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