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2019年10月17日17:03

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台風19号 その2

前回の続き。
 
日本に接近する以前から、連日で「非常に大型で猛烈な勢力」と注意喚起されていた台風19号であろうとも…? 
その台風19号による土砂災害の危険性で、地元自治体から我が家の地域へ避難勧告が発令されようとも…? 
我が家の場合は万全の備えで、避難するよりも「安全な我が家に留まるのが最善」だったのは前回の日記に記したとおり。
外は猛烈な暴風雨であろうとも、そんな我が家で Jazz と Audio 三昧を楽しんでいた私なのであった。
そんな我が家からの被災者は無しっ! 
…の筈だった。
ところが、長野市在住の長男坊が被災者となってしまったのだからびっくり仰天! 
 
10/12(土)の夜、NHK の報道で「千曲川がヤバいぞ!」を知った我々が長男坊に電話を入れたのは 22:00 頃だっただろうか…? 
既に就寝中だった長男坊が「あぁ〜、全然…、大丈夫だよぉ〜」と寝ぼけ眼で返答してくれたのも前回の日記に記したとおりである。
ところが…? 
日付が変わった 10/13(日)の 1:30 頃、長男坊は周囲からの妙な異音で目を覚ましたという。
とにかく「凄く変な雰囲気だった」ところへ、外からは大声で何やらを叫ぶ声も聞こえたらしい。
で、外の様子を見ようと Apartment の玄関 Door を開けてみたらば、その Door すれすれまで水が迫っていたんだそうな! 
うわっ… !? 
驚いた長男坊は、最低限の荷物をまとめ、背中に背負って避難を開始したという。
Apartment から道路への階段を降り、既に浸水している道路へ足を踏み入れた。
で、それと同時に腰の高さまで汚水に浸ったらしい。
そうなってしまう可能性は頭では分かっていたのに…? 
肝心の通信手段だった iPhone は尻 Pocket に入れてしまった為、完全水没で使用不可能にしてしまうという失態をやらかす…。
付近の業者から流出した Oil 混じりの汚水を腰の高さまで浸かりながら、何処へ避難したらイイのやらも分からず、暴風雨の深夜をさまよい歩いたんだそうな…。
猛烈な孤独感と、思考力を失うほどの絶望感だった…、と後に長男坊はあの時を振り返る。
我が子が故、その時の気持は察し余るも、Real Time では知る由も無かった私であった。
 
が、しかし…? 
彼は驚きの「幸運の持ち主」でもあった。
iPhone は駄目にしてしまったが、彼は(せこい事情で?)ガラケーな携帯電話も所有しており、これが使えたのだ。
お付き合いが始まって半年ちょっとなのに「もう Propose 済み」という彼女の安否も心配だった長男坊は、水かさが浅くなったところで彼女へ電話を入れた。
すると、彼女の家の周囲は全く問題ないというのだ。
うちの長男坊の緊急事態を知った彼女は、暴風雨の深夜を車で出掛けて救出作戦を敢行。
浸水していないところで待ち合わせ、長男坊は無事に救出される。
彼女の家で Shower を浴びてスッキリさっぱりさせてもらった。
それどころか…? 
朝を迎え、某大型店へ連れて行ってもらって開店攻め。
そこで必要な衣類やら何やらも購入し、まるで「本当に被災者だったんかい?」にまで身支度を整える。
でもって iPhone も…? 
この日の午前中に格安な SIM Free の中古品を買い、SIM Card を差し替えて復旧させてしまったというのだ。
更には…? 
長男坊が勤務する会社の本社(群馬)が動き、劣悪な道路事情にも拘らず上司が長野市まで長男坊を迎えに行き、この 10/13(日)の夜には「ただいまぁ〜」と我が家へ帰宅したのだから驚いた! 
もう、驚きの「幸運の持ち主」だぞ、おいっ…? 
この台風による甚大な災害で亡くなられた方々、そして苦しい避難生活をされている方々には申し訳ない思いだけれど、長男坊が無事に帰って来てくれたのは素直に嬉しい…。
とにかく無事でなにより、これに尽きる! 
 
高崎市の某自動車整備工場の専務が「やりたい放題」で Tune Up しちゃった中古車の SUBARU “Impreza” を格安で譲ってもらった長男坊の愛車は、当然の如くに完全水没、で廃車の運命にある。
移動手段を失った長男坊なのだが、なんと会社からは営業車を貸してもらえるというのだ。
お陰で当面の通勤や日常生活には全く支障なしである。
更には…? 
その某自動車整備工場の営業担当へ、”Impreza” の Wrecker 移動と廃車の手続きを依頼したところ「丁度イイのがあるよ!」とのこと。
なんと、お手頃な中古車の “Impreza” が、しかも走行距離はたったの 4,000km で長男坊のよりも上級 Grade なのが在庫しているんだそうな。
車両保険も満額で降りるとあって、早速に興味津々の長男坊である。
 
一方、床上浸水してしまった Apartment に関しても「会社が契約」していたので、面倒な事務手続きも全て会社がやってくれるらしい。
家具や電化製品の全てが揃った「◯オパレス」だったので、自損したのは炊飯器と寝具と一部の衣類だけ…。
当面は我が家から群馬の本社へ出勤し、長野市内で次の「◯オパレス」が見つかり次第、また長野営業所へ出向の方向で調整中とのこと。
 
ん〜。
まさかの浸水被害で被災したのは不幸な事実だったけれど、不幸中の幸い、どころか驚きの「幸運の持ち主」だったではないか? 
その深夜は爆睡していた筈なのに、何故か、部屋が床上浸水する前に目を覚ました。
お付き合いを始めてまだ1年も経っていないのに、女神のような彼女が現地に存在し、彼の身も心も支えてくれた。
被災したその日のうちに身支度も通信手段も復旧させ、その夜には群馬の我が家へ無事に帰宅してしまう。
愛車は水没してしまうも、会社からは代車をあてがわれ、次の ”Impreza” も目星が付いている…? 
長野市の住居に関しても全てを会社任せで OK とあって、被災者なのに避難生活とは無縁。
ん〜〜〜。
世間では「運も実力の内」とも言うけれど、長男坊の幸運さにはこの私も驚きである。
驚きの「不幸中の幸い」だった。
でも、それはきっと…? 
生かされている、のではないか? 
生きろっ! 
生き続けろっ! 
これからも生き続け、一生懸命に働き、大いに社会貢献しろ! 
…と、長野で神様に背中を押された一人が、うちの長男坊だったのではないか? 
そう! 
普段どおりの生活を続けられる我々が、与えられた仕事をしっかり働くことで経済は潤滑し続ける。
それが巡り巡って災害支援の原資や原動力になる。
良く食べ、良く笑い、いつもどおりに仕事に励む。
そんな日常が「当たり前」こそ幸せなんだと感謝しつつ、復興を支援する。
もちろん、備えあれば患なしであり、被災者にならない為への備えも怠ってはならない。
今回の台風19号で、その思いを新たにさせられた私である。
とにかく、被災していない我々が頑張らなくては…、なっ! 
 
そうは言いつつ、今すぐ被災地へは足を運べないし、何の復興支援もできないままの私である。
緊急対応の数々、Infrastructure や Life Line の復旧は行政に任させるしかない。
なので、この秋は被災地の農産物を積極的に取り寄せたいと考えている。
そう、泥まみれになっちゃた林檎だって OK さ! 
微力であろうと、少しでも「実のある支援」をしたいのだよ。
食ってやる! 
だって今は、実りの秋なんだぜ…? 
農家の皆さんが、手塩にかけた作物なんだぜい…? 
だから、諦めずに収穫して欲しい。
頑張れ、被災地の皆さん。
私は約束する。
被災地の農産物、何でも食ってやるぜっ! 
支援の程度は微力であろうとも、私は被災地の作物も食べて己の Energy に変換し、その翌日の仕事に励む。
だから、被災者の皆さんも頑張って欲しい。
私も頑張る! 
 
よしっ! 
これからも大いに働き、大いに食べようぞ!
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