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2020年01月04日20:32

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″隠れとんねるず″について

5年ぶり復活の山里亮太&若林正恭『さよならたりないふたり』Huluで完全版 ”正式”に解禁
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=5916249

hulu版見ました。
ネタバレありですし
たりないふたりの山里さん、若林さんよりとんねるずについて語ってしまってますがご了承を願います。



地上波でもやっていて、そこでも出てきた若林さんのツッコミ「間違いなく富裕層だ。おまけに奥さんは女優さん。あなた、隠れとんねるずなんですよ」

前段の「ウサギがライオンに噛みついてたからウケてたんじゃないですか?」「前と反応が違うんじゃないですか?」という山里さんへの詰めとともに、
考えることがありました。

山里、若林でなく
とんねるずについて語ります。



なぜ自分が小学生の時からとんねるずが苦手だったのか
なぜ上の世代にとんねるずがウケてたのか。


私にとっては「間違いなく富裕層」で「ライオンMCさん」がウサギを噛みついているとんねるずしか見てませんでした。
もしかしたら、それこそ今の山里・今の若林を見ている小学生は、ライオンMCがウサギに噛みついてると見えてるという指摘は当たってるかもしれない。


でも上の世代にとっては
成増、練馬出身で
帝京出身、
学歴、出自的にもウサギが、ライオンに噛みついてる、
自分の技術と度胸だけでテレビで戦ったウサギから始まるとんねるずの物語を上の世代は見ていたのかもしれない
私はそこはリアルタイムでは見ていない。

小さな違いだと思ってたけど
実はここ物凄く大きな違いで
数ヶ月・数年の間に立場が変わり、ウサギがライオンの立場になったとき、
同じ部分が残っていたら
それこそ、上の立場の人間が噛みついたらパワハラ、いじめになる。

でも元は権力持ってる人間との戦いを、とんねるずも見せていた時期があって、とんねるず世代・とんねるず派があったのは確かなんです。
ウサギがライオンに噛みついていた時期のとんねるずは、パワハラでもいじめでもなく、若い衝動持ち主の代弁者だったのだと思う。


MCについて悩んでいた今の若林と山里は、
試行錯誤のコントを続けていたけれども、90年代のとんねるずの、MCとしての苦悩と重なる部分はあるのかもしれないし
それこそケイダッシュと吉本に守られず
ふわっとした事務所を自分で作り、ふわっとしたバーニングの後ろ盾、ふわっとした日枝さんの後ろ盾だけで、みなおかをやってきたとんねるずの方が、
(私は今までとんねるずはずっとライオンと思ってたけど)実は中小企業のウサギだったからこそ断れなかった、変われなかった部分が、私は苦手だったんじゃないかと思い返すと感じる。

″人間は、常に新しい環境の新人です。″
これは本当に思うし
新しい環境での責任の背負い方、
後輩を背負います、若いスタッフを背負います、番組を背負います、お笑い界を背負います

背負うものが増えるんですね。
大きな仕事ができるメリットと
背負う責任が大きくなる動きが制限される

それこそ「今SMクラブに来ていることが、バレたら逆転人生は終わるよ!」という制限もある。

どうやらバッティングセンター部分の弘中アナウンサーは打てなかったらしいしカットしてもらったらしいじゃないですか。
制限はあるんだよね。
じゃあ本田翼は、蒼井優は、
「汚いヘリコプターみたいだね」と言った女王様は制限しなかったのか、
これがギリギリを攻めてるってことだと思うのです

覚悟と責任だけでない
立場の変化と新しい環境の新人であるという部分。
ひとりでは抱えきれないものを、石橋貴明は恐らく抱えていたと、今になって思う。

私は隠れとんねるずになるのがとても怖かったし、ああなりたくないと小学生のときは思っていた。

でも今は、そうは思わない。
もちろん間違いなく富裕層で、嫁は女優さんだけれど。
漠然とした権力、漠然としたパワハラ縦社会の理不尽な暴力のシンボル、
一気飲みのアルハラの諸悪の根源

という怒りの対象ではなくなっている
山里亮太が隠れとんねるずだと理解できれば
逆にとんねるずについても違った見え方になる。

何十人もの人生を背負いながらも迷いながらも、周りをきちんと認識して丁寧に噛みつくウサギに、今私は石橋貴明が見える。
立派だと思えるように変わった。

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