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2019年12月09日00:26

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宇山基道ライブ(ゲスト:石野田奈津代)@山形

伊豆諸島出身かつ2000年公開のインディーズ映画「だれも知らない夏の空」で共演した宇山基道さんのライブに石野田奈津代さんがゲスト出演するということで、遠路はるばる山形県長井市まで行ってきました!

僕は当初、ゲスト出演ってことだから石野田奈津代さんは喋って2〜3曲歌って終わりかな?…くらいに考えてましたが、とんでもない!!…前半1時間ほぼ石野田奈津代ワンマンライブ状態で、大満足の山形遠征となりました。

ライブは2時間30分の長丁場でしたが、ここはあくまで『石野田奈津代★応援サイト』ですので、石野田奈津代さんの出演部分のみ抜粋してライブレポートをお届けします。

まずは宇山基道さんが登場…持ち歌を1曲歌い、紹介がてら(石野田奈津代さんの)『ひまわり』をソロで歌ったあと、石野田奈津代さんが登場。

「こんばんは…石野田奈津代です。 20年以上の付き合いになりますけど、実は宇山くんのライブに出演するのは初めてなんですよ。 さっき宇山くんが『ひまわり』をカッコいいアレンジで弾いていて、イイネ!、と思いました。」

そして暫く2人トークをした後、宇山基道さんは一旦退場し、石野田奈津代さんがギターを持ちます。

「では、ここからは石野田奈津代がお送りします。」と言って1曲目は『四ツ谷の歌』でした。 凄く優しく、ゆったりとした声と表情、かつ、この選曲。 僕は1発目から涙腺崩壊モードに突入でした。 2番の出だしの歌詞が「♪今日もこうして私の居場所が…山形に…あって」になってました。

続けて普段のライブでよくやっている『シロップ』のイントロを弾きながらのMC…「こうやってライトに照らされながらステージに立つのは2年ぶりで、メチャメチャ緊張してるんです。」と言って2曲目は『シロップ』でした。 2年のブランクなんて全く感じさせないノリの良さで歌ってました。 Cメロの歌詞が「♪今、何日、何曜日、平成何年?…とか言ってる間に令和になっちゃったョ!」になってました(笑)。

「今回は久しぶりに宇山くんから連絡があって嬉しかったのと、"気楽に歌いに来いよ"という甘い言葉によって出演を快諾したんですけど、でもよく考えたら皆さんおカネ払って来てくれてるんだから"気楽に"なんて歌えないや!…と思って、ちゃんと真面目に練習してきましたので皆さん温かい目で宜しくお願いします。」

そしてピアノに移動し3曲目は『愛はムズカシイネ』でした。 古参ファンの僕としては、こういった昔の曲を取り上げてくれることは凄く嬉しいですね。 ピアノ伴奏でも、やはり落ち着いた雰囲気を醸し出していました。

「1曲目に歌った『四ツ谷の歌』は東京の路上で歌っていた高校生の時に出来た曲なんですけど、あれから20年…女子高生がこんな白髪交じりになってしまって(汗)。 2曲目に歌った『シロップ』は20代前半に出来た曲でキャピキャピした女の子の日常を歌ってる感じなので、今の私が歌うと違和感がありますね(笑)。 でも今歌った『愛はムズカシイネ』は中学生の時に出来た(この3曲の中で一番若い時に作った)曲なのに、今40歳手前の私が歌ってもシックリくるっていうね…なんか"歌"って不思議だなって思います。」

そして4曲目は『昼ネコ』でした。 晴れた昼間の長閑な風景に自由気ままな猫…なイメージに見えますが、歌詞の内容は石野田奈津代さんが周囲の人に言われたことや、それで思ったことをそのまま書いたんだろうな…という結構ヘビーな曲だなぁと僕は今更ながら思いました(汗)。

「私も結構、猫みたいに自由に生きてきたほうなんで…中学生の時に"歌手になりたい"と言って(高校進学を機に)島を飛び出し、"歌手になるんだ!"って駆け上がっていって18歳でメジャーデビューしたり、ラジオのパーソナリティをやらせてもらったり、響きのいい銭湯や、景色のいいプラネタリウムでライブをしたりしてきました。」

「そんな私を更に自由にしたのは"東日本大震災"でした。 災害ボランティアとして宮城県亘理町に行った時、本当に大変な思いをしている被災者の皆さんがボランティアの私たちに優しく接してくれる、気遣ってくれることに感激してしまって、恩返しじゃないけど自分に出来ることをしていきたいと思ったし、あと自分が生きていることも周りの環境も実は当たり前じゃなくて、いつ全てを失うかも判らないんだなと…もっと自分も"やるなら今しかない"と思って生きていかなきゃなと強く感じたんです。」

その後暫くトークは続き、音楽以外の活動…世界一周しながら宝石採掘をしたり語学勉強をしたり…という話をしてました。

「世界を旅してみて、本当に良い出会いがたくさんありました…そんな出会いの曲です。」と言って5曲目は『60億分の1』でした。 「♪息をしている」から始まる、ユニバーサルから再デビューした頃のバージョンでした。 何気に今までのライブよりピアノ上手くなってね?…と僕は感じました(なつには内緒ですw)。

再びギターへ移動した時、途中から駆け付けたお客さんが入って来たので「あ!…石野田奈津代です。(ペコリ)」と咄嗟に挨拶をしたので会場が笑いに包まれました。

「色んな夢も叶ったし、もう死んでもいいなって思ってたりもするんですけど、でもそんな中でもやっぱり上手くいかなかったり、失敗したり、しんどかったりもあって…。 私はそういう時のほうが歌がたくさん出来るんですけど、今幸せだから新曲が全然出来なくて困ってるんです(汗)。」

そして4カポの準備後「では辛かった時に出来た曲を」と言って6曲目は『うまくいかない時は』でした。 曲の最後のサビで指弾きからピック弾きに変わった瞬間、久々の"奈津代節"が炸裂して僕はウッヒョー!っとテンションMAXになりました(笑)。

そのまま続けて7曲目は『オリオン』でした。 さて…実はこの後のMCで、石野田奈津代さんがライブから遠ざかっている理由が明らかになります。 そのため、なぞぴーのアホトークはここで一旦封印させて頂き、覚えている限り真面目に書いていきたいと思います。

「もう一回頑張ってみよう、と思った時に作った『オリオン』という曲で、この曲を歌うと初心に戻ったりします。 歌は昔から大好きで…なのに2年も歌ってないっていうね…(暫く沈黙)…好きなんですよ歌が。 でもちょっと自分の中であまり"いい声"が出なくなっていて…過去にちょっと喉を壊したことがあって、それが原因か判らないですけど、ほんの1時間も歌ったら声がガラガラになってしまう。 昔は5時間でも6時間でもキレイな声で歌えてたんですけど…(暫く沈黙)…歌が好き過ぎるから、完璧じゃない自分がイヤになってしまったりして…。 でも今日、2年ぶりに歌が歌えて、メチャメチャ嬉しかったです! (会場大拍手)」

真剣な表情で話していた石野田奈津代さんは、言おうと思っていたことを話し終えたからかホッとした表情になり、今度は笑顔で自己紹介チラシ(SONGLiFE)、アンケート、ライブ後のCD販売などの話をしていました。

「今年デビュー20周年なんですけど、私もう何もしないでおこうと思ってたのに、たまたま宇山くんから声を掛けて頂いて…こうして歌を続けられたことは幸せですね。 ずっと歌を歌い続けていくのもいいなと思うんですけど、ひとつのことだけじゃなくて色々なことをやる生き方もあっていいんじゃないかなとも思ったりしています。」

「それでは最後に、自分の想いを述べた曲を聴いて頂けたらと思います。」と言って8曲目は『旅人』でした。 僕は『旅人』を聴きながら、ここまでの話を自分なりに整理しながらウーム。。。と考え込んでしまいました。

「どうもありがとうございました。 石野田奈津代でした。」と言って石野田奈津代さんは一旦退場します。

その後、休憩を挟んで後半は宇山基道さんのワンマンライブ、そして石野田奈津代さん再登場により2人のトークが始まります。 そこで2010年4月から2011年9月までFM山形で放送されたミニ番組「石野田奈津代 永遠の片想い」の話が紹介されると、会場には(そうだったんだ!という)驚きの声が聞こえてきました。

そして石野田奈津代さんはピアノに移動、宇山基道さんはギターを抱え「それでは(トークの中にも出てきた)方言にちなんだ曲をお届けします。」と言って(通算)9曲目は『おいんげぇときちゃーれ』でした。 石野田奈津代さんピアノ&ボーカル、宇山基道さんギター&ハモリという編成でした。

石野田奈津代さんがギターに移動し直すと、今度はツインギター&ツインボーカルで宇山基道さんの持ち歌を1曲歌い、「ありがとうございました!」と2人ともステージを去ります。

すかさず巻き起こったアンコール要請拍手にすぐさま再登場しひと言「いやぁ…ステージの外は寒いもんで(笑)」と言って会場を笑わせていました。

そして「2人を結び付けた曲」ということで(通算)10曲目は『1等星〜だれも知らない夏の空〜』でした。 前出のインディーズ映画「だれも知らない夏の空」と同じシチュエーション&アレンジである、石野田奈津代さんボーカル、宇山基道さんギターという編成でした。

続いて石野田奈津代さんはグロッケンという楽器(小型の鉄琴)に持ち換え、宇山基道さんギター、会場のお客さんも交えて「つばき保育園園歌」(恐らく宇山基道さんが書いた近所の保育園の園歌)を歌いました。

そして最後は「地元民謡コラボ」と題して、前半は神津島の「神津節」を、そして後半は会場のお客さんも交えて山形の「花笠音頭」を歌ってライブ終了となりました。

ライブ後のCD販売で僕は(記念にサインを書いてもらうため)CDを買い、サインをしている石野田奈津代さんに「なつのファンさん皆が待ってるよ、ミニライブでもいいじゃん。 喉が持たないならトーク中心のライブでもいいじゃん。 もちろん歌も聴きたいけど、皆なつに会いたいからライブに来てるんだから。」みたいなことを話しました。 石野田奈津代さんが「ライブ30分とかでもいいですか?(笑)」と訊いてきたので「全然OK、それでも遠征でもなんでもして行きますから!」と答えました。

いやぁ…石野田奈津代さんと真面目に会話するなんて緊張して赤面状態で恥ずかしかったわw

でも、ホント、冗談ぬきで新曲なくてもいいから細々でもいいから歌い続けてほしいですね!


【『石野田奈津代★応援サイト』より転載】
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