作・演出:長塚圭史 原作:四代目鶴屋南北『桜姫東文章』音楽:荻野清子 @吉祥寺シアター 三時間含15分休憩 原作説明アニメが、一階ロビー設置モニターに放映してます。あらすじを知っておいて損はない。此の長塚圭史の本もシアターコクーン上演の為に書かれ此処で漸く陽の目をみるという曰く有り作品。
舞台:戦後焼野原
さくら孤児院に住む吉田:藤間爽子…素封家坊ちゃん入間へ嫁ぐ直前に孤児院に赤ん坊(ジツハ人形)が捨てられ自分の子供だと宣言する。此の原作から無茶苦茶な主人公桜姫→長塚圭史のストーリー内の吉田を清楚な孤児から赤線の阿婆擦れを演じきり、舞台に立ってるだけの佇まいで抜群の存在感を放つ。楽隊は吉田が聴く音源で、何か。
さくら孤児院を経営し聖人を呼ばれる岩井清玄:中村まこと…17年前愛する白菊が応召すると分かり心中の時に死に切れず、吉田の開けられない左手に握っているのが心中時あの世での目印ビー玉と知り、吉田が白菊の生まれ変わりと信じて、白菊と信じて吉田を追い回す。吉田を孕ませたという報道をされどん底へ。更に自分の部下に殺され、吉田への妄執で存在する物と化す。
復員兵墓掘り権助:伊達暁…三月長浦から吉田を保護し、妻として迎えるも、赤線で働かせる。だが、三月長浦に殺された清玄の幽霊が吉田に取り付き、赤線では吉田が売れない。
清玄のスポークスマン三月:中山祐一朗…マスコミに清玄の醜聞をリークして孤児院乗っ取りを企む。
さくら孤児院先生長浦:村岡希美…三月と組み清玄を青蜥蜴の毒を飲まし包丁で殺害
吉田を嫁に向かえ入れよう素封家坊ちゃん入間善五郎:大久保祥太郎…
入間親友松井/女衒邑井:坂本慶介…
狐の七郎:富岡晃一郎…原作には無い役で狐の類
ドブ川の頭/見世物小屋座長勘六:長塚圭史…
孤児院を追い出された清玄が吉田と赤ん坊と、掘立小屋建てた所場代を取りに来たドブ川の女/見世物小屋座員:志保まゆ子
楽隊の女隊長:ちすん…ピアニカ
楽隊の女/見世物小屋座員:李千鶴…クラリネット
楽隊の若い男:森一生…ダンボール?箱打楽器
楽隊の若い女/白菊:木村美月…白菊可愛い!
定価\5500購価\5500評価\8500三面客席最前C列11番ど真ん中…美術:片平圭衣子…張出正方舞台面は桜姫東文章の原本の文章が散らし書きされている。舞台客席間に奈落落ち用溝から下・上手舞台へ登り階段舞台上には四つ開閉可正方穴。背景奥下上手傾いたビル下手側ビル物陰に桜の幹が覗く。ビル上方に花付いていない桜の梢が垂れ下がる。
ログインしてコメントを確認・投稿する