作:エンダ・ウオルシュ 翻訳:小田島恒志 演出:扇田拓也
同一作家作『バリー・ターク』より断然面白い!
『ベッドに縛られて』血・糞・精等汚い言葉満載此方は第二のマクドナーと謂われ納得。
父:寺十吾…思い込み激しい気性、自営マキシ家具店の失敗した従業員に容赦無い暴力を振るう。其の店員の頭を、家具に打ち付ける。ベッドに血だらけのシャツが仕込まれていて、不意に引っ張りだされる。
娘:小飯塚喜世江…幼い頃に肥溜に落ちポリオに罹り身体不随になった。父にダブリンに同時三出店の頃の話をせがむ。
『ミスターマン』一人芝居…『カタルシツ地下室の手記』の安井順平を思い出す。マームで多用される同時撮影カメラを投影手法も使われる。効果的なアナログ映像特筆。
トーマス・マッギル:斉藤淳…隣人達(トーマスの脳内で理想像として斉藤淳が演じる)に神を説くトーマスが神に代わって厳罰を下す!
ママ(声のみ):斉藤深雪
天使の様に美しいエデル(声のみ):小林亜紀子
定価\4000購価\4000評価\6000I列5番L囲み舞台長辺最前列真ん中…美術:内山勉…30cm高3m四方四隅に50cm高四角柱在り舞台に対角線上に粗末なベッドが設置、汚い毛布、娘は私の席から見て奥を頭にして、父は頭を手前に横たわる。上手裾に脚立…父が跨り、ファックシーンを再現。ベッドの斜め上に面積はベッドほどの白いオブジェがベッドにのしかかる様に吊られる。コレは『ミスターマン』でスクリーンとして使われる。『ミスターマン』ではベッドは『ベッドに縛』脚立のあった位置に片付けられ、少し使われる。
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