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2020年04月05日06:32

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蝦蟇の油―自伝のようなもの

今朝は5時過ぎ起床。

天気は晴れ。

右足裏の痛みは若干あり。

昨日は日本の新たな新型コロナウイルスの感染者が最多の368人となった。

嘘報道の中国以外の世界は治まるどころか拡大するばかり。

誰もがそうだがまさか人生でこんなことが起きるとは考えてもいなかった。

しかし怯えても悲しんでも何も変わらない。

冷静に自分にできる不要不急の外出を控えるなどをやるしかなし。

昨晩読み終えた本「蝦蟇の油―自伝のようなもの」のことを書いておこう。

著者は黒澤明。

映画が作れず家にこもっていた時期、68歳頃の1978年の自伝。

黒澤天皇、傲慢、偉そう、怒りっぽいなどなど、世間が思ったいる黒澤像はここにはない。

謙虚で素直で優しくて超努力家の男がここにはいる。

また両親、兄、姉、恩師など、人への感謝の気持ちも忘れない実直な男。

そして自分自身を見つめる冷静で厳しい視線、鋭い人間観察。

世界で愛され続ける黒澤映画の本質の源がこれを読むとよーくわかる。

また淀川長治の解説も、この本の感想文として名文に値すると思う。

1910年生まれで関東大震災、大東亜戦争を経験し、映画一筋で生き抜いてきた男の話、感動しました。


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