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2016年03月21日06:31

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ラストラン近し、急行はまなす

■さらばJR最後の急行 「はまなす」21日にラストラン
(朝日新聞デジタル - 03月18日 18:52)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3905055

今回は画像は全部ネット画像です。
なんか検索してたらいいのがあれこれあったので、ALL拾いものにしました。

北海道新幹線開通に伴って本日3/21(月)にラストランとなる急行はまなす。

先日、職場で角館のおみやげ配りながら
「急行はまなすが終わるの名残惜しいから乗ってきたんですよ〜」
とか言ってたら、
「おー、鉄っちゃんだねぇ〜」
なんて反応が。

いやー、自分は鉄っちゃんってわけじゃないんですよ。
基本的にはわりと「移動手段の1つ」って感じのスタンスなんです。
道内での移動では夜行バスのほうが多いぐらいですしね。

でも、大好きな東北旅行のときには急行はまなすに何回もお世話になってめいっぱい楽しむことができたので、急行はまなすにはとても思い入れがあります(といっても知識はあまりないのですが)。

なので、備忘録的ではありますが、急行はまなすについてちょいと書き記しておこうと思います。

夜行列車(特急・急行)は以前は全国的に多くあり、北海道内にも複数ありましたが、みるみるうちに減ってしまい、残りはわずか。
夜行列車で定期運行しているのは急行はまなす、サンライズ出雲・サンライズ瀬戸(寝台特急)だけ。
北海道関連だとほかに臨時特急のカシオペアがありますが、こちらも昨日3/20で終了となりました。

それから急行はまなすは「JR最後の急行」でもあります。
急行がなくなっちゃうと「特急(=特別急行)」という言葉の意味がなくなっちゃいますねぇ。

北海道は他の地方と違って、橋の架かっていない海で隔てられているので、本州との行き来の選択肢が少ないんですね(個人的には「夜行バスがない」のが大きいです)。
なので、「急行はまなすは残るのでは・・・」と淡い期待もしていたのですが、終了が決まってしまい残念無念。

はまなすは札幌 ⇔ 青森をおおよその時間帯で「22時台〜翌朝5〜6時台」、7時間半ぐらいの所要時間で結んでいます(今は北海道新幹線の開通準備でダイヤが遅めに変わっています)。

そもそも札幌と青森がそんな遠い位置関係にあること自体、意外に思う人もいるかもしれません。

結構遠いのよ、札幌と青森は。

鉄道距離で480kmぐらい。

これは横浜〜京都とだいたい同じぐらい。
都道府県的には「隣」でもこのぐらい離れています。

さらにいえば東北のみなさんは実感されると思いますが、この青森から盛岡やら仙台やら行くのがまた遠いわけで、札幌から東北各地に旅行に行くっていうのは結構大変なんです。

「は?じゃー、飛行機で行けば?」

・・・・そうね。そのとおり。
んで、実際飛行機も運航しているし、利用もするのですが・・・・

高い!!
のです。

そう。東京に行くのとわけが違うんでございます。
札幌〜東京は飛行機のドル箱路線なので、昨今ではLCC各社も参入して安いこと安いこと。

それに比べると札幌〜東北各地への飛行機の高いこと高いこと。
それに便数がすごく少ないんです。
早い時間に行ってめいっぱい楽しみたいのに早くて11時の便なんてところもあるし。

なので、東京に行くのと比べると東北旅行のときにはこの急行はまなすを使っていくというのが経済的にも時間の有効活用的にも大きな味方なんですね。

ちょうど夜行バスと同じ利点というわけですが、夜行バスは通っていないところですし、寝台は夜行バスより熟睡しやすかったり、安全性に優れていたりとさらなる利点もあります。

私などはよく
「金曜夜に出発 ⇒ 土日遊んで ⇒ 日曜夜〜月曜早朝のはまなすで札幌に帰ってきて ⇒ 帰ってすぐ仕事!」
なんてパターンで東北旅行していました。

これだと有給休暇を消化することなく「単なる土日」だけで旅行を楽しめるので、それがまた貴重でした。


さて、ここで画像も。


(1)テンションが上がる行き先案内の電光掲示板
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出発前にこれを見てると、なんともテンションが上がってきて楽しいんですよねぇ(笑)。


(2)ラストラン間近になり記念写真を撮る人が日に日に…
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私は3/11・13・18に乗りましたが、こんな感じで記念写真を撮る人が日に日に増えて、みなさんが名残惜しい思いをしていることが実感できました。

(3)急行はまなすの運行ルート
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急行はまなすはこんな感じのルートを通ります。
函館までがまず遠い遠い。
鉄道距離だと300km以上ありますからね。
東京〜名古屋や東京〜仙台と大差ない。
さらに函館で1時間もの時間調整停車をします。
これがあるので最終的に青森に到着する時刻はほとんど遅れない。
札幌〜青森で7時間半。
このあと青森から新幹線で東京まで行ったら3時間半程度ですからね。
時間的には札幌〜青森と青森〜東京が7:3ぐらい(笑)。

以下は急行はまなすの座席種類について。


(4)寝台
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一番快適に寝られるのはこの寝台。
布団敷いてぐっすり。
浴衣も備え付けられています。
私は寝台では寝つきが非常に良くて、毎回6〜7時間ぐらい熟睡できていました。

ただ、いかんせん高い。
急行料金とあわせて約7500円。

それでもその快適さはこの料金に十分見合うものがあったと思います。


(5)指定席・自由席
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こちらは普通の席。
途中で照明が薄暗くなって「おやすみなさい」モードになります。
・・・・・が、靴も脱げないし、足も伸ばせないし、で、これで寝るのは結構大変。

なので、できれば後述のカーペットやドリームカーの空きを取りたいところ。

ちなみに自由席は札幌を出てからしばらくのあいだ「単に最終列車としての意味合いで日常的に乗っている人たち」が多くいます。

そう。この列車は旅行や出張の人たちばかりではないのだ。
「真の終電」として使っている人も多くいるのです。


(6)カーペットカー
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このカーペットカーは急行はまなすの一番人気です。
いつもこれから先に埋まります。
私は旅行のときあまり早くから予定を決められず数日前とかあるいは当日とかに切符を買うことが多かったので、ほとんど取れず。
でも、たまにキャンセルが出たタイミングなどで買えることがあり、そのときは大喜びしたものです。
見てのとおり下がカーペットで、掛け布団があって横になって寝られます。

それでいて!
通常の指定席と同じ料金なんですよ。
なんという費用対効果の高さ!
素晴らしい☆

(7)ドリームカー
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この座席はちょうど夜行バスの席と似たような感じ。
リクライニングが大きいのと、足置きがあって寝られます。
自分はなぜかこの席に縁がなくてずっと乗っていなかったのですが、3/11に初めて利用したところ、結構快適に寝ることができて良かったです。


こんなとこかな・・・。

いつも早朝に青森駅に着いたときに「おぉ〜〜〜、本州だぁ〜〜〜!」って、すごくテンションが上がるんですよ。あの気持ちの高ぶりは他には代えがたい素晴らしさがありましたね。

この急行はまなすがあったおかげで、東北に安く、時間を効率に使えて行けて、何回も東北旅行を楽しむことができました。
移動そのものの楽しみがこれほどあるというのも夜行急行ならでは。

北海道新幹線自体は大歓迎な私なんですが、それに伴ってこういう便利で情緒もある列車がなくなるのはさびしいです。

ラストラン間近の急行はまなすに立て続けに3回も乗れてr、思いをはせることができて良かったです。

急行はまなすに感謝。




以下はおまけ。

急行はまなすで東北各地に行きましたが、一番インパクトが強いのはやはり桜の弘前城ではないでしょうか。

以下にその画像を。(これも今回はすべてネット画像です)


・弘前城の桜のポスター
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・天守の桜
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・堀の桜・・・すげー
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・夜の堀の桜
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コメント

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