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2015年09月26日05:12

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【大雪高原沼めぐり紅葉】27.09.25

【日本で２番目ぐらいに早い紅葉】
・・・と、自分はよく呼んでいます。

それが
【大雪高原沼めぐり】
の紅葉。

「日本で一番早い紅葉」は「銀泉台 ⇒ 赤岳」の登山コース。
ほかにも同じぐらい早いところがありますが、大雪山系の標高1500mぐらいの各地点で、９月中旬ぐらいがピーク。
この地点での紅葉の訪れのニュースが毎年の風物詩になっています。

大雪高原はその１週間後ぐらい、すなわち
毎年９月の秋分の日(9/23)の連休の頃がピーク
になります。

なので、道外の方の連休の北海道旅行のコースとしても大いにオススメです。
※オススメした方のなかにはマイミクのこんどー先生のように、あっという間に私以上の常連になった人もいる(笑)

さて「大雪高原沼めぐり」へのアクセスですが、「層雲峡温泉からのアクセス」がメインです。
「層雲峡温泉」は道内でも指折りの温泉街で、旭川駅から路線バスで２時間。

(1)層雲峡温泉はこんなとこ。

画像の奥のほうに「黒岳」に登っていくロープウェーがあります。

「層雲峡温泉」から路線バスまたはマイカーでレイクサイドというところ（湖畔の駐車場）まで約30分、そこでシャトルバス（この時期は交通規制あるため）に乗り換えて、そこからさらに約30分。あわせて１時間。

それで「大雪高原山荘」という温泉宿に着きます。

(2)大雪高原山荘

「大雪高原温泉」唯一の温泉宿です（というか大雪高原温泉＝大雪高原山荘）。
ここを起点として「沼めぐり」散策路があるほか、登山の起点にもなっています。

層雲峡温泉から来る場所とはいえ、登り道路を１時間もかかって来るようなところなので、紅葉エリアとしては層雲峡温泉とはまったく別です。
（層雲峡温泉に紅葉が下りてくるのは、このあと１～２週間後ぐらいです）。

私はまだここに「泊まった」ことはないんですよねぇ。
この時期はいつも満室です（自分はいつも直前に決めて来るので間に合わない）。

大雪高原沼めぐりは15時までにこの大雪高原山荘に戻らねばならず、さらに途中の各地点にも時間制限がもうけられています。

なので、ここを十分に楽しむにはなんといっても「朝早く来る」こと（そのためには「層雲峡温泉またはここ大雪高原山荘に前泊する」こと）。
層雲峡温泉からの路線バスだとAM6：02が始発なので、前日は早く寝て早起きして、なんとかこれに乗りましょう。
そうすると大雪高原山荘には７時頃に着きます。

着いたらまずやるべきことは・・・・・・・
（バスを降りると、すぐ「受付はこちらでぇ～～す」という声が聞こえるが、待て。先にやることがある。）

(3)必ず長靴を借りましょう！！（レンタル：600円）

画像は大雪高原山荘の入り口ですが、ここで長靴を借りられます。

(4)こんなところがそこらじゅうにあるので、長靴は「必須」ですよ～。

ぬかるみはそこらじゅうにあるわ、小さな川のなかを通っていかなきゃいけないようなところもあるわで、長靴がないと間違いなく後悔します。
※この画像はマシな部類です。もっと甚だしいところ撮っときゃ良かった(笑)。

◎長靴を借りたら、次はトイレに必ず行ってください。
コース中にトイレがまったくありません。要注意。
（なので、私は朝起きてから飲み物を飲まず、コースの最後の休憩ポイントで飲むようにしています。携帯トイレを携行しても使う場所がない。）

長靴を借り、トイレも済ませたら、次は・・・・・・

近くのスタート小屋に行き、受付をします（氏名と入山時刻と在住市町村を書く）。

そうしたら、次は・・・・・

(5)入山前に「ヒグマについてのレクチャー」を受けることが義務付けられています。

レクチャーの時間は10～15分程度。

一番早いのがAM7：00ですが、今回は第一陣に間に合わず第二陣。
「第二陣」といっても私一人しかいなかったため、マンツーマン(笑I。
また、私が事前に長靴をレンタルしていることから、レクチャーのお兄さんが「常連っぽい」と察し、「あ、リピーターさんですか？」ということで、通常より簡単な内容で終了。

7：25頃スタートとなりました。

「大雪高原沼めぐり」は標高1250～1500mぐらいで、１周約７km、約４時間。
（実際には写真を撮りまくったりして４～６時間）。

名前の付いているおもな沼が途中に12ヶ所あります。

スタートしてからはじめの沼に出会うまでが長い長い。
最初がいきなり苦行です。
途中渓流もあったりして爽やかなところもありますが、アップダウンも結構キツくて大変。

(6)硫黄の蒸気が噴出している場所

手前には「ナナカマド」がきれいに赤く紅葉しています。
本州でもそうですが、高山では「ナナカマド」が赤色の主役です。

苦行１時間ほどでようやく最初の沼が見えてきます。

沼①：土俵沼（画像省略）
沼②：バショウ沼（画像省略、以下画像がないものは同様）

で、次の３つめがまず目を引くところですかね。
さあさあ、このへんから盛り上がってくるのですよ☆

(7)沼③：滝見沼

向こう側がきれいに紅葉。緑色も結構映えててカラフル。
朝だと日差しの向きもちょうど良く、最初にみんなが「おぉ～～」と感嘆するところかと思います。

沼④：緑沼・・・・ここが最初の休憩ポイントです。
腰をおろしたみなさんや巡回ボランティアの人たちがニコニコ談笑したりしています。
私も少しお話ししました。
ボランティアのおばさんが「少しだけピーク超えたけど、今年もすごい当たり年。期待して歩いてってくださいね。」と話してくれました。
大いにモチベーションＵＰ！すばらしい☆

(8)沼⑤：名もなき沼（・・・・いや、実際は「紅葉沼」という）

他の沼と違い、立て表示もないし、話題にもなりませんが、午前の日差し向きだとこのようにとてもきれいなところ。私は勝手に「名もなき沼」と呼んでいますが、実際には「紅葉沼」という名が地味に付いています。

沼⑥：湯の沼・・・・硫黄の蒸気が出ている沼
沼⑦：鴨沼・・・・このへんから沼の景色に遠くの山肌の景色も合わさってくる。

(9)沼⑧：エゾ沼

いやぁ～、ここはとにかく水面に映る紅葉がすごくきれい。

「エゾ沼」の名の由来はこのように上から沼を見下ろしたときの沼の形がちょうど北海道の形のようになっているからです。

(10)沼⑨：式部沼

ここですよ、ここ！
この「式部沼」が私の一番のお気に入りなんです。
遠くに雪渓をたたえた山の峰（平ヶ岳？高根ヶ岳？）も見え、辺りには紅葉の園！沼自体も美しく、ホントここは最高。
いつもここで10分ぐらいはボーっとしていますね。

普段と異なる場所からの式部沼

１つ前の（先ほどの）エゾ沼の立て表示から上がっていくと、行き止まりではありますが、そこから式部沼と向こうに山が広がります。ここから見る式部沼も最高でしたね。

この式部沼から、このあとの大学沼～高原沼のあたりが「クライマックス」とも言える名所の数々です。

(11)沼⑩：大学沼

ここが２ヶ所目の休憩ポイント。
山の急な斜面の紅葉が沼の水面に映る美しい沼。

上から見下ろすとこんな感じに周りも紅葉なので、なお美しい。

さらに山側を見ると・・・・

(12)山の紅葉と雪渓

これがまた良いのだ。
これが平ヶ岳かなぁ～。

(13)沼⑪：高原沼（こうげんぬま）

ここも最高ですよ、ここも！
ここが３ヶ所目の（最後の）休憩ポイント。
向こうに見えるのは緑岳。
高原沼は平行四辺形の形をしています。

ここが本当にきれいで、特に満足した。
というのも、ここは当たりハズレがとりわけ大きいところで、４年前のハズレのときにがっかりしたところだから。

今年のこれは素晴らしい☆

高原沼の周囲の紅葉が綺麗に色づいて、
そしてまた緑岳とその山肌の紅葉がなんともパッチワークのようだこと。美しい！！

これが人（女性）なら一目惚れするところです(笑)。

この高原沼を折り返し地点にして帰る人が多いです。
ここで弁当を広げて、高原沼を満足そうに眺めて談笑するみなさん（画面右下）

※飲食はここまで挙げた３ヶ所の休憩ポイントでのみ許可されています。

この先にもう１つ「空沼（からぬま）」という沼があるので、一部の人はそちらに向かいます。
私も向かいました。

高原沼の左側に一度それて、散策路を歩いていくと・・・・

(14)山が広がる、紅葉が広がる

高原沼から10分ほど。
ぱぁ～～っと眼前に広がるこの光景。
ここもなかなか感動するポイントです。
向こうに見えるのはさきほども見た緑岳。
左側には白雲岳・高根ヶ岳・平ヶ岳など（この写真で見えない部分もあり）。

この写真のど真ん中のところを向こうへ歩いていくのですよ、興奮しますねぇ～。
歩きながらついキョロキョロしてしまう場所です(笑)。

途中、「裏高原沼」とも言うべき場所があり、そこから見る高原沼も美しい。
（先ほどの高原沼のポイントの対岸、逆のアングルになる）

(15)沼⑫：空沼（からぬま）

ここが最後の沼。
「そらぬま」ではなく「からぬま」。
秋に水が干上がってしまうからです。
空沼の途中まで進んで振り返ったところで見たのがこの写真。
この山は高根ヶ岳かな。
右手前の紅葉がきれい。

ここを折り返しにして、来た道を戻りました。
ここは７km中4.5kmの地点なので、距離的にはそのまま１周したほうが早いのですが、この後半がとにかくかなりの苦行で、キツいことこの上もない。

過去３回の「１周」で、後半の苦行が身に染みていたので、今回は「距離は長くなっても、引き返す」を選びました。
常連さんはこのパターンが多い模様。

・・・・・・・・というわけで終了。

今回の自分は往復約９km、約６時間でした。

非常に疲れました。

なんか「体力の衰え」を感じます。
スポーツ選手でも35～40歳って急激に衰えることが多いでしょう？
日常生活では意識しないんだけど、こういうときに「以前よりキツい！」を感じるんですよねぇ。

でも、今回は「無理やり仕事休んで」まで来た甲斐がありました。

紅葉がまず最高のデキでした。
去年が「10年に一度の当たり年」ということで話題になりましたが、今年もかなり良くて、人によっては「10年に二度の当たり年」(笑)なんて言ってました。

で、ピークに近くて、
さらに天気も晴れ！！☆

最高でした。
満足しました。

やはりここは美しい。

もし機会がありましたら、みなさまにおかれましても「ぜひ！」なのです。

【楽しむためのポイント】
・事前に「その年の出来」をチェック！
（１週間前の銀泉台の情報でなんとなくうかがい知ることができる）。
・時間制限があります。これに追い立てられると楽しみが半減しますので・・・・・層雲峡温泉に前泊して、早朝に出発しましょう！
・前泊時に「路線バス＆シャトルバス」の時刻表を宿でゲットしておきましょう！
・長靴を必ずレンタルしましょう！
・コース中にトイレがまったくありません。要注意！！
（携帯トイレを携行しても使う場所がない）
・重ね着＋上着、それと手袋（軍手で可）、持って行きましょう！
（登山装備があればそれがベスト、なくても重ね着してればいいです。）
⇒ まぁ、暑がりな私はいつも結局途中から「長袖Ｔシャツ１枚」になっちゃうんですけどね。
　でも、年によっては「最低気温：氷点下！」になったり、「天候：雪！」にあることもあります。
・散策終了後、「大雪高原山荘」の日帰り湯を楽しみましょう！

というわけで、私も散策終了後、「大雪高原山荘」の日帰り湯でさっぱりしました。

帰路は
16：00大雪高原山荘 ⇒ (シャトルバス) ⇒ 16：25レイクサイド
16：35レイクサイド ⇒ (路線バス) ⇒ 17：00層雲峡温泉
17：30層雲峡温泉 ⇒ (路線バス) ⇒ 19：15旭川

旭川市街の旭川ラーメン屋「天金」でラーメンを食べたあと、

20：30旭川駅 ⇒ (ＪＲ特急) ⇒ 21：50札幌到着

でした。

なお・・・・・
「層雲峡温泉」は今回「素泊まりで早朝に温泉に入っただけ」です。
帰りも特に何もしてません。

「層雲峡温泉」は紅葉が「10月初旬」です。
ここはここで別の機会に楽しむほうが良いのです。
よって後日☆

クソ長い日記、終了。

全部読んでくれたそこのあなた、ありがとう。

めんどくさくなって３秒ですっ飛ばしたそこのあなたもありがとう。よければ赤い字のとこ（(10)と(13)）だけでも見ていかないかい？☆

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