感覚心理学で言う多感覚知覚と共感覚は厳密に分けなければなりません。
自分のように音に色や温度を感じることを共感覚と呼びます。
ある感覚刺激が別の感覚にまで共にするという現象で、多くにある感覚ではないとされます。
これに対して多感覚知覚はほぼ誰もが有する感覚です。
例えば、味を判断するのは舌にある「味蕾」だけではない。
食べ物を口に入れたときに、口から得た信号を脳がどのように解釈するかは、食べ物や飲み物の色から歯ごたえや形、そして(もちろん)照明まであらゆるものに影響を受けます。
また高い音の音楽は甘味を引き出し、低い音の音楽は苦味を引き出す。スペンスはこれを「ソニック・シーズニング(音による味付け)」と呼びます。
https://wired.jp/2016/07/13/senses-talking-behind-back/
この現象をオーディオに応用したのが、先日社長も音楽室にお越しになられて、一緒に試聴したSPEC社のフラグシップパワーアンプ(ボリューム内蔵でプリアンプ不要)でした。
明るさ二段階、冬モードにすると白ではなく黄色に。
石見社長曰く、視覚も音の感じ方に影響を与えるので、あえていろいろ出来るようにしていますと。
このように、オーディオ音質には視覚もかなり影響するので、以前の音楽室から照明にはかなり気を使って来ました。
新たにやってきた照明器具も含めて明日具体的にします。
昨日の北欧の音感覚にも繋がる話となります。
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