の音質評価の例です。
以下引用
低域のキレと質感、シャープな沈み込み。濁った水を一晩置き十分時間が経って粒子が沈み、上澄が透明になったような見通しの良さ。温と冷、柔と鋼というバランスの良い特性かつオールマイティな捌き。
コンサートに行かれた話もなく、楽器の話は一切ない使っているのは海外ハイエンドのオンパレードです。
アコースティックな生楽器の音質というのは、バイオリンの音色という抽象的なものではないと思います。
ストラディバリウスかグァルネリか、ピアノならスタンウェイかYAMAHAかだけではなく、ストラディバリウスならボウ(弓)による音色違い、弾き方による音色違い。
例えば、先日の千住真理子さんなら、同じストラディバリウスを同じ人が弾きながら、途中でボウをステージ裏で交換して音色を変えていることが再生音からもわかったか?
演奏者は意味あって、ボウを交換して曲ごとの音楽表現方法としているはずですから。
低音のキレ、シャープではないです。
バスドラムのヘッドの張り具合や、ミュートの仕方、キックをタンと短く捌いたのか、押し付けたままのように叩いたのか聞こえますか?と思います。
強いてキレがなければボワンとして分かりにくい。
使ったサンスイ D-607F extraはこの辺りが弱い。サンバレーあたりのシングル真空管アンプでは聞き分け絶望など。
楽器と演奏への異様とも言えるほどの好奇心の先にオーディオが自分です。
だって、音楽家が工夫して編み出した音色表現を感じ取れなければもったいないし、それが再生音楽からの楽しみではないですか!
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