本日オフ会のデンマーク、JERN社の各種シリーズの中ではなんと彼が使うトップエンド14EHが一番ローエンドが伸びていません。
メーカーによると、高品質のサブウーファーに対応するように、90Hzで-6dBとしています。
サブウーファーを使うことを前提としているため、下位クラスの「JERN12」より低歪みで大音量が可能とのころです。
トップモデルはあえて低域周波数特性が悪い。深い意味がありますね。
この双方を試聴しています。
実際の数々のメーカーやチューニング別の生バスドラム各種や、エレキベースの生音を知っている立場からは、ローエンドが出ない14EHの低音楽器の音色が最も正確です。
その他同社のモデルは特性では伸びていても、低音楽器の音色が聞き取れなくなる意味でバスレフで何とか足りない低音を補ったスピーカーのような、もっと言えば、さらに酷い共鳴管、共鳴筒、バックロードホーンに近づきました。
質の低音ではない、量の低音。
開発者はわかってトップエンドモデルにはローエンドは無理させていない
実際に聴くと、パイプオルガンの最低域とか、林英哲さんの大太鼓乱れ打ちのような地響き?音というよりも、ヒタヒタと床を漂う身体でも感じる振動を発する楽器でない限り、不足は感じません。
日頃から、質のない低音ならない方がましというものです。
でも、時にそういう低音が欲しくなるそうで、何度もよいサブウーハーはないか聞かれます。
彼にはソナスファベールのガルネリ・オマージュも譲った上に、林英哲さんの大太鼓乱れ打ちにも対応できるMFB制御、位相360度無段階調整可能、グライコ内蔵の密閉型46センチウーハーのドイツ、ベロダイン社、DD-18というモデルも譲っています。
これが使っていた木造在来工法、13畳くらいの旧音楽室と違って、30畳以上、天井高は一般部屋も倍近く、10階?建、鉄筋コンクリートホテルのロビーに設置のせいか?サブウーハーを少しガルネリより後退させているセッティングも相まって、ドンピシャに合っています。
13畳のときにもこれだけの実測特性でした。
たしか13Hzだったか17Hzフルフラットなサブウーハーでしたので(笑)
聴感では堅牢で広いスペース、広いから出来るサブウーハーの後方設置でさらに繋がりがよくなりました。
スピーカー(サブウーハー)を生かすも殺すも、部屋次第なんですねえ。
音楽室では、ベロダインの性能、調整幅には比較にはならない廉価サブウーハーではありますが、FOSTEXの密閉型サブウーハーを使い続けています。
元に戻って、JERNには14EHに合わせた、同社のサブウーハーはあるんです。
TIASで実際に聴いています。
ただ輸入元が代理店とすれば小さいところで、アンプ内蔵だから、必要な日本で100万円以上はかかると聞いているPSEまで取得して売る予定はないようです。
また、ベロダイン社は工業製品がヒットして、こちらが売上の中心になってからはオーディオ事業から撤退してしまっています。
国内では効果音対応のAV用サブウーハーはあまたでも、共鳴多用や明らかにブーストしていることを意識させる低音楽器の音色を出せるものが見当たりません。
彼には、せっかくの良質のJERNの低音をスポイルしないように、余程のサブウーハーが見つかるまでは今のままで良いねとアドバイスしています。
ベロダインDDシリーズにはあった、密閉型、MFB制御、位相無段階調整、グライコ内蔵は欲しいです。
さらにベロダインのように、モニターと付属マイクを接続して、繋がりを視覚化しながら確認出来れば最高ですね。
世界を見渡すと、いろいろお化けサブウーハーもあるようですね(笑)。
https://www.aia-cinema.com/active-speakers/smsg50.html
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