後回しにしていたESOTERICのトランスポート、Grandioso P1と外部ルビジウムクロック、Grandioso G1のフットのKaNaDe化。
SOULNOTE S3の設置のついでに皆に手伝ってもらってインストール出来ました。
効果は、一流料理人が手を尽くして作った美味しい料理は、まるで飲み物のように喉に落ちていくが如くです。
音に何らのひっかかりもなく、耳から脳の聴覚分野に流れていくようです。
それに比べると、コプラーレのコーラルリフター時、いわんやオリジナルフット時は雑味があったり、小骨が取り切れていない魚のようにひっかかりがあったことがよくわかりました。
時間信号を送るクロックまでKaNaDe化する意義がわかるかどうか疑問でした。
これもすでにフットをKaNaDe化しているGrandioso D1をUSB-DACとして使った場合も流れるような音になりましたので、意義があったことを体感することが出来ました。
外部クロックのフットも油断大敵ですね、
SOULNOTE S3のフットはメカ下と左右トランス下にスパイクを置いたオリジナルを一度も経験することなく、いきなりKaNaDe3番&アンダー2枚です。
アンダー3枚ではラック内の支柱に触れてしまって無理とわかって、1枚取り外しました。
これもSOULNOTE社にはオーディオ店を通じて、そうしてKaNaDeの小林さんとメールや電話でさんざんディスカッションした結果です。
SOULNOTEでは上記フットの解説として「SACDメカニズムをアルミ削り出しベースを通じて、1点スパイク接地でマウント。メカニズムの振動をダイレクトに排出し、かつメカニズムの物理的位置を確定する、理想的なコンストラクションです。」
https://www.kcsr.co.jp/detail_s3.html
しかし、メカやトランスを完全に空中に置くことは物理的に出来ないはずで、どこかでシャーシに触れているはずです。
これがバネやゴムを使って浮かしていたとしても多かれ少なかれというだけだそうです。
結局メカやトランスの振動は大なり小なりシャーシに伝わっている。
またSOULNOTE S3にこのような木製台が付属してくるのも、フットが金属のスパイクだけでは不十分なことをメーカー自体がわかっていて、理想的なフットにより近い木材の性質を入れざるを得ないからと推測出来るとは小林さんからです。
つまりフットは金属、石などの無機物ではなく、木材などの有機物を基本とせざるを得ないというのがKaNaDeの基本とわかりました。
無機物の水晶のインシュレーターなどがあるアコリバもケーブルインシュレーターやオーディオボードのヒッコリー材という有機物も欠かしていません。
だいたい水晶が乗った下は木材ということが普通でしょう。
ならばやはりシャーシのフット対策で解決せざるを得ず、その理想的な方法は4隅の4点支持でKaNaDeで行うことに尽きると。
したがって、SOULNOTE S3だけはオリジナル状態とKaNaDeの比較試聴はなく、付属されてきた上記木材ボードすら無視です。
もったいないから、何かオーディオ装置の台に使います。
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