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2020年04月03日05:16

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現代の民生用とプロオーディオ

前回はプロレコーディングの世界から見えたモニター環境、特にスピーカーを中心に記しました。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1975212385&owner_id=8290003

今回はその後です。

プロの世界では、まだカラオケがPC打ち込みで作る今の時代と違って、生楽器のレコーディングでもあったので、ドラムも叩けて、レコーディングも出来ると重宝されました。

1曲演奏〜録音で5万〜10万円、学生としてのよいアルバイトにもなれば、スタジオ・ミュージシャンという、楽譜の初見でいきなりトップ演奏が出来るテクニシャンと一緒に仕事出来たことも、ドラムのテクニックや表現に磨きがかかりました。

とあるプロミュージシャンがドラムを買い換えるのでどうだと。
当時の西ドイツ製のSONARのあのポリスのシュチュワート・コーポランドが使っているのと同じモデル。

新品で買えば当時350万円が180万でいいと。
(ドイツ統一後に売ったときに「西」ドイツ製の表示が貴重と360万円で売れた)

TBSの緑山スタジオや、RAY AUDIOの代々木スタジオなどにも出入り出来たいい時代です。

進路は結局ドラマーでもレコーディング・エンジニアでもなく、今の道を選んだので、これらの経験は趣味のオーディオに役立つくらいになりました。

そのころから今のオーディオを見ると、さらにワンステージ上がったよい時代と思います。

プロ用はモニターもPAからもJBL ALTEC,EV(エレクトロボイス)はほとんど消えて、Mayer、GENELEC、dbなど新興勢力の時代になっていました。

音響をコンピューター分析で正確に調整出来るようになって、リズムがわかりにくいなんて品物はみかけなくなりました。

ハイエンドを中心とした民生用もほぼ同様です。
どれも音場再現もしっかり考えられているのも、聞こえるオーディオから、奏者やボーカリストがそこに「見えるオーディオ」への立場からも納得出来るものです。


たしかに民生用はお値段がずいぶん高くなってしまいましたが、これは日本の賃金から物価まで30年近く上がらなかったからです。
音質としては最新機種の中から間違いのないものをよりどりみどりのいい時代と思います。

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