端的に2ウェイスピーカーにサブウーハー。これが現代ハイエンドの大半、そうして最先端のMayerなどのSRスピーカーの帯域分割です。
スーパーツイーターも付けません。今のツイーターは簡単に3万や4万Hzまで引っ張れるだけの高性能だからです。
ユニット数はできるだけ減らした方が音がまとまりますから。
このMayerのSRスピーカーの標準シリーズと
https://artwiz.jp/meyersound/submn-ultra.html
LFシリーズというサブウーハーの帯域をご覧になれば明らかです。
https://artwiz.jp/meyersound/submn-lf.html
またハイエンドでは現有のソナス・ファベール/アマティ・トラディションの帯域分割がその典型です。
http://www.noahcorporation.com/sonusfaber/catalog_HomageTra.pdf
80Hz 250Hzでウーハーは終わり。
トップエンドのAida2に至っては55、150、200Hzで終わりです。
現代最先端スタジオモニターは今も昔も2ウェイがメイン。
現代ならさらに2ウェイで十分な音楽楽器帯域を確保できる。
足りない最低域だけウーハーで補うというのが現代スピーカー設計ですね。
これはレンジを拡大したまま、ハイスピードで高解像度の低域を確保する現代セオリーと認識しています。
のろい大型ウーハーの低音は耳に音として聞こえない帯域に留める。
500Hzや800Hzなどまで38センチウーハーを使うJBL、ALTEC、TANNOYや、かつての30cmウーハーを同じような帯域まで使った国産ブックシェルフスピーカー、EV、ALTECなどのSRスピーカーがハイエンドや最先端ロックコンサートから消えて久しいです。
これは、ひとえに低音がそこまで引っ張った大型ウーハーでは、欧米ハイエンドスピーカーやMayerなどのSRスピーカーのようなハイスピードなままローエンドまで再生出来ないことに尽きると思います。
この帯域分割で先進性が見られるのも今回のTIAS、InterBEE、ダイナミックオーディオ マラソン試聴会で得られた気づきでした。
ログインしてコメントを確認・投稿する